年越しそばはいつ食べるのが正解?正しいタイミング・時間と由来!
年越しそばは年末の、とくに大晦日に食べるものとして定着している行事食ですよね。
スーパーでも大晦日が近くなると販売されるようになり、見かけると今年も終わるな~ということを改めて実感しますが、そういえば年越しそばっていつ・どんなタイミングで食べるのが正解なのかって意外と知らないですよね。
年越しと聞くと、なんとなく大晦日の夜に食べるものってイメージがありますが、具体的な疑問としては、
「正しい時間はあるの?」
「昼に食べても良いの?」
「大晦日以外に食べちゃダメなの?」
といった部分だと思います。
というかそもそも正しいタイミングなんてあるのかな?って感じですよね。(^^;)
なので今回は、年越しそばをいつ食べると良いのかについてまとめました。
<今回の内容はコチラ>
- 年越しそばはいつ食べるのが正解?
- 一般的に食べる時間やタイミングについて
- 大晦日以外に年越しそばを食べちゃダメ?
- 年越しそばを食べる由来と意味
内容
年越しそばっていつ食べるのが正解なの?
ではどのタイミングで年越しそばを食べれば良いのか?という回答ですが、実は大晦日の日に食べるならいつでもOKなのです。
この時間が絶対!みたいな決まりはないので、都合のいい時間帯に食べるのがよろしいかと思います。
ですがそうは言われても、一般的にはどんなタイミングで食べられることが多いのか?って部分は知りたいですよね。
とくに家族以外の人と食べる時、「そのタイミングで食べるのは変じゃない?」なんて思われたくないですからね。(^^;)
次の項目で見ていきましょう。
一般的に年越しそばを食べる事が多い時間・タイミングは?
大晦日に年越しそばを食べるタイミングとして、まず間違いがないのは夜です。イメージ通りですが。(笑)
もともと「年越し」という言葉自体に、『旧年を見送って新年を迎える』という意味があるので、強いて言えば夜に食べるのがとくにふさわしい…と言えます。
また蕎麦はうどんど比べて噛み切りやすいことから、年越しそばには「今年一年の災厄を断ち切る」という意味があります。
このことから、年が変わる直前である夜に食べることで、新しい災厄が寄り付く間を無くすという意味をもたせることが出来ます。
12月31日だともう翌日には新年なわけなので、昼間食べてもいいとは個人的には思いますが、しっかりと縁起担ぎをするなら夜に食べるようにすると良いでしょう。
しかし一言で夜といってもタイミングは様々。パターンとしては以下のような部分が考えられます。
- 大晦日の晩ご飯にする
- 0時(1月1日)になる直前(年末の番組を見ながらなど)
- 外出する前(除夜の鐘を突きに出かけるなど、夜に出かける前)
意味を考えれば、できるだけ日付が変わる直前に食べておくのが一番いいのかもしれませんね。
それなら年末のテレビを見つつ食べるのって、ある意味正しいのかも?(笑)
ただ、例えば大晦日に人が集まって夜は鍋!みたいなこともあると思うので、この場合は昼食に年越しそばを食べるようにしてもいいかと思います。
行事食ですし、食べておかないのも風情がないですからね。(*^^*)
大晦日(31日)以外に食べちゃダメなの?
大晦日ならいつでも良い(夜ならより良い)年越しそばですが、では大晦日の前日である12月30日や年明け後の1月1日に食べてはいけないのか?という疑問もありますよね。
まず1月1日の場合ですが、先にも言ったように年越しそばには一年の災厄を断ち切る意味があるため、明けてしまった後に食べることはふさわしくないと言えますし、年内のうちでないと縁起が悪いとされています。
年越しそばはできるだけ大晦日の遅い時間に食べるのが良いとは言え、年が変わるまで完食できないようなタイミングでは食べないほうが良いですね。
次に12月30日の場合ですが、年越しそばは江戸時代の辺りから食べられるようになったとされます。
かつて昔の商人の家では30日に多忙になるため、手間がかからないものとして、そばを食事としていたと言われます。
(ここから年の区切りとなる大晦日に、年越しそばが食べられるようになりました。)
つまりは、元々そばは30日に食べるというのが発祥なので、これに倣うなら30日に食べても良いのではないか、という結論になりますね。
できれば大晦日に食べるのが良いかもしれませんが、30日なら年を越していないですし、悪いわけでは無いと思いますよ。すぐ今年も終わりますからね。
また、家庭によってはあまり日付を気にしない場合もあります。
例として私の家では、12月30日でも、1月1日でも関係なく年越しそばを食べることがあります。(笑)
理由としては、いつも買っているスーパーで12月29日くらいからすでに年越しそばが売っているってことと、その蕎麦が美味しいので毎年買い込んでいるからです。(^^;)
蕎麦好きな家族が多いっていうのも理由ですけどね。
縁起うんぬんとは言いましたが、みんなで楽しく食べれるならそれでいいのではないでしょうか。
楽しい、美味しいと思っているときには、災厄が寄り付く暇なんて無いと思いますからね。
なぜ年越しそばを食べるの?その由来と意味!
さいごに、なぜ年越しそばを食べるようになったのか?どのような意味が含まれているのか?ということをお伝えしたいと思います。
といってもここまでに多少のネタバレはしているのですが(笑)、大晦日に年越しそばを食べる習慣は江戸時代から定着したとされています。
どのような意味や由来があるのか?というのは諸説あるので、それらを紹介しますね。
- 長寿を願った:そばは細くて長い形なので、長生きや良い運が長続きするようにとの縁起担ぎ
- 金運の上昇:かつての金銀細工職人が、作業の際に散らばった金粉をそば粉で出来た団子を用いて集めていたことから、「金を集める」「お金との繋がりが深くなる」といった意味を連想させるため、金運の上昇を祈って食べられるようになった
- 災厄との縁を断ち切るため:そばは切れやすいので、これにかけて1年に起きた災難や災厄を断ち切り、新年を迎えることを願った
- 健康祈願:そばは風雨に晒されても太陽に当たれば元気を取り戻すので、健康や成長の縁起担ぎには適しているとされた
どれも説得力のある説ですが、すべて新しい年を迎えるときには良いご利益ですね。
長寿や金運、健康は常にあやかりたいご利益ではありますが、縁を断ち切るというのはその年最後だからこそ!って感じがあります。
今年一年にあったイヤなことを、切り捨てるような気持ちで食べてみても良いかもしれません。(^^)
なお年越しそばは温かいもの・冷たいものどちらでもいいそうですよ。
寒い季節なので基本的にはあったまる温かいそばが良さそうですが、冷たいそばは本来の風味や味を感じられる・麺が伸びないという利点があるので、お好みで良いかと思います。
年越しそばはいつ食べるのかについてまとめ
年越しそばは大晦日に食べるのであればタイミングはいつでもいいです。
ただ一年の災厄を断ち切る…という意味を考えると、できるだけ遅い時間に食べるのがふさわしいと言えます。
できれば大晦日がいいですが、30日でも悪くはないです。ただ、年内でないと縁起が悪いとされますので、大晦日の夜でも年が変わる前に完食できるタイミングで食べるようにしましょう。
…とはいえ、あまり厳密に考えなくてもいいと思いますね。
年越しそばには長寿や金運アップ、健康祈願といった意味がありますが、美味しく頂けるかどうかが一番大事だと私は思うのです。(*^^*)
(どんなに願っても風邪をひくことはあるし、運に恵まれないことはあるので…。)
なお、私の家ではあまり縁起とか気にしないので日付関係なく食べます。しかも3日連続年越しそばとかザラです。(笑)
…年越しとは…ウーム…(´・ω・`)
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