鏡餅が固い時の食べ方!カチカチの餅を柔らかくする方法や美味しい食べ方は?
お正月に飾っておいた鏡餅、真空パックの包装されたものではなくて、そのままの状態で置く昔ながらのものだと、食べる頃には固くなってしまいますよね。(´・ω・`)
鏡餅は通常、鏡開きと呼ばれる日に食べることが基本だと思いますが、飾り始めてから結構な時間が経っていますので、「コレ食べれるのか…?」なんて固さになっていることも…?
鏡開きの日・飾る期間についてはコチラでお願いしますね♪
でも処分するにはもったいないですし、鏡餅はお正月に神さまが宿ったものだから、せっかくのご利益を無駄にしたくないという気持ちもあります。
なので今回は、そんな固くなってしまった鏡餅を柔らかくしたり、美味しく食べる方法を紹介していきたいと思います。
<今回の内容はコチラ>
- 鏡餅が固いときの食べ方!カチカチのお餅を柔らかくする・美味しく食べる方法3つ
- 鏡餅はカビが生えてても食べられるの?
- 鏡餅のカビを防止する方法
- 鏡餅は「割る」もの
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内容
鏡餅が固い場合の食べ方!カチカチを柔らかくする方法・美味しく食べる方法は?
1:水につけてレンジ加熱する
この方法は、乾燥してカチカチになってしまったのなら、水分を与えてあげればいいじゃない!ってことです。(笑)
やり方としては表題そのまま、固くなった鏡餅を水に半日つけて、レンジでチンします。
<水につける&レンチンして鏡餅を柔らかくする方法>
- 鏡餅が入るサイズのボウルに水をはり、お餅を入れて半日浸ける
- 半日経ったら耐熱容器に鏡餅と、餅が浸かるくらいの水を加え、レンジ700Wで2分加熱する
- ※レンジ加熱時間は、お好みの柔らかさになるまで様子を見ながら温める
あとはぜんざいやきなこ餅など、お好きな食べ方でお召し上がりください。(*^^*)
長く保存したいときは、水を毎日換えてあげるといいですね。コチラも参考にどうぞ。
鏡開き!ぜんざいに★水餅★(餅の保存方) by oyomeo
2:冷凍してから割る
次に、最初に冷凍してから水につけ、割っていく方法です。
<鏡餅を冷凍してから割って食べる方法>
- 松の内の終わりの日に、フリーザーパックに鏡餅を入れて冷凍する
- 10日(鏡開き前日)になったら冷凍庫から出す
- 鏡餅の全体が浸る容器に水を入れ、鏡餅を凍った状態のまま入れる。そのまま4時間くらい室温に置く
- 時間が経ったら水から鏡餅を取り出し、袋に入れて冷蔵庫で1日保存する。(水分が鏡餅に残っててもOK)
- 翌日の鏡開きの日に冷蔵庫から出すと、割れやすくなっているので、手などで食べやすい大きさに分ける
- あとはすぐに焼いてOK!ぜんざいやお雑煮などに。
食べやすいサイズに割った後、食べきれない分があるときはフリーザーパックに入れて冷凍し、保存することも可能です。
コチラを参考に。
おそらく松の内が7日のパターンですね。
3:砕いて揚げる(おかき)
そもそも柔らかくせずに、固さを活かしたお菓子にしちゃえばいいんじゃないか…?ということで、鏡餅をよく乾燥させて小さく割っていき、油で揚げればおかきになります。
こういったレシピ系は以下のページでまとめていますよ。
鏡餅はカビが生えてても食べられる?
そのまま鏡餅を置いていたら、カビが生えてしまった!なんて事態に遭遇することはよくあると思います。
このカビが生えた鏡餅、「食べてもいいのかな?」というのが疑問ですよね。
カビが生えても、昔から日本人はその鏡餅を食べてきたわけなので、そういう意味では大丈夫なのかもしれません(もちろんカビの部分は削って)。
でも、カビが生えた鏡餅が安心して食べれるものであるかどうかと問われれば…そうでもないですね。(´・ω・`)
生えるカビの中には、発がん性があったり食中毒を起こすような危険なものも存在します。
カビが生えたお餅を食べるのってお正月後の季節だけですし、大量に食べなければ害はないとも言われますが…結局、食べるかどうかは自己判断になります。
食べる場合は、カビは根を張るように奥まで侵食しているので、表面だけではなく、深めに・大きめに削り取るのがいいかと思います。
コチラ、参考にどうぞ。
食べずに処分したい場合は、そのままゴミ箱にぞんざいに捨てたくはないですよね。(´・ω・`)
なのでこのような時は、鏡開きの日の後に「どんと焼き」(場所により、どんと祭や左義長などとも呼ばれます)という、お正月飾りのお焚き上げをする行事が地域の神社で行われるので、この機会に焼いていただくのがいいかと思います。
(一般的には1月14日や1月15日に行われることが多いです)
または塩でお清めしてから、半紙で包み処分する方法もあります。
鏡餅のカビを防止するには?
安心して食べたいなら、「そもそもカビを生えないように気をつければいいのではないか?」ということで、鏡餅のカビを予防する方法を紹介します。
- 素手で触らない:飾るときに素手で鏡餅を触ると、手の雑菌が鏡餅に移ってカビが生えやすくなる。そのため、鏡餅に触る時は清潔な使い捨てのビニール手袋を装着する。なお、飾るときは鏡餅の餅粉をきちんと払い落としてからお供えする
- アルコール消毒する:アルコールが含まれる焼酎などを、鏡餅の表面にハケなどを使って塗ることで、殺菌効果を期待できる。焼酎はアルコール度数が高いのでオススメ
- 段の間の通気性を良くする:二段のお餅の接触面は通気性が悪いので、カビが発生しやすくなっている。そのため、この間に割り箸などを挟んだり、アルコール(焼酎など)を染み込ませたガーゼなどを挟む
- しまうのを早める:鏡餅は神さまへのお供え物であり、歳神様が訪れているのは松の内の間とされているので、松の内が終わったら下げるようにする
カビはどうしても不快なものなので、できるだけ予防できるといいですね。
わさびも有効なようです。
でも、どうしても衛生面を考えれば、真空パックのほうがいいのかな~とは思います。
鏡餅は「切る」ではなく「割る」
鏡餅を下げて食べる日である鏡開きは、もともと武家に由来する行事なので、刃物を使って分けることは「切腹」をイメージさせるので本来なら厳禁です。
また年神様へのお供え物でもありますので、鏡餅を「切る」というのは、失礼にあたる…とされます。
切るという言葉には、「縁を切る」などの縁起が悪い言葉に通じてしまうのも理由としてあるようですね。
本来、鏡開きの「開き」は「割る」ということを意味しています。
ただ、「割る」という言葉も縁起が悪いので、末広がりを表現できる「開く」という言葉を使って、「鏡開き」と呼ばれるようになったのです。
なのでできれば鏡餅には刃物を使わず、手や木槌、金槌を使ってたたいて割ったり、水に浸した後に手でちぎるといった分け方が望ましいと言えます。
うーん…ただ現代においてはあまりこの点を気にされず、普通に包丁で切る方も多くいるんですけどね。
切腹とか今の時代では普通しないですし(汗)、絶対に包丁を使っちゃいけないとは個人的には思いませんが、「切る」ということが気になる方は、割ったりちぎったりすることを意識すればいいのではないでしょうか。
鏡餅が固い時の食べ方についてまとめ
固くなった鏡餅は水につけたり、乾燥させて油で揚げるなどすれば美味しく食べることが出来ますよ。(`・ω・´)
レシピについてはコチラで書いていますので、合わせてご覧くださいね。
なお鏡餅にカビが生えてしまった場合は、食べるかどうかは結局自分の判断になります。
食べる場合はカビが生えた表面だけではなく、深めに削り取るといいでしょう。
また、処分したい時はどんと焼きの際にお焚き上げしてもらうのがいいかと思います。
神さまが宿ったものなので出来れば食べたほうが良いのでしょうが、カビが発生した場合は衛生的にはちょっと良くはないですからね。(^^;
処分する際はせめてぞんざいに扱うのではなく、お焚きあげで焼いてもらうか、塩でお清めしたりして、丁寧に手放しましょう。
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