柏餅の葉っぱの種類や意味は?何の葉っぱを使っているの?
5月のこどもの日に柏餅を食べる、という方は多いと思いますが、柏餅と言えばあの大きな葉っぱが特徴的ですよね。
あの葉があるからこそ柏餅って感じがするわけですが、あの葉っぱって一体何の葉っぱなんでしょうか?
ちょっと手に見えるような?形をしていますけど、何の種類なのか案外知らないものだと思います。
<今回の内容はコチラ>
- 柏餅の葉っぱの種類は何?
- 場所によっては違う種類の葉っぱが使われることも?
- 柏餅を葉っぱで包む意味は?
- 柏餅の葉っぱは食べられるのか
今回は柏餅に使われる葉っぱの種類についてのほか、その葉っぱの意味や食べれるのかについても書いていきます。
知っていることが多いと行事に対しての気持ちも深まりますからね。(*^^*)ぜひ、知識を増やしていってください。
柏餅の葉っぱって何の葉っぱ?種類は?
あの大きな柏餅の葉っぱは、名前そのまんまで「カシワ」と呼ばれる木の葉っぱが使われています。
このカシワの葉っぱには独特の芳香があるので、柏餅にも香りをつけるために使用されています。
ちなみに「柏餅」って名前ですけど、柏餅に使われる「カシワ」は正しくは「槲」と書きます。
「柏」は「コノテガシワ」と呼ばれる別の木を指し、葉っぱの形も「カシワ」と全く違っていて、お餅を包めるような形ではないですね。
場所によってはサルトリイバラの葉っぱが使われることも?
基本的に柏餅の葉っぱはカシワの葉なのですが、地域によっては「サルトリイバラ」という植物の葉っぱを使うことがあるそうです。
柏餅にサルトリイバラを使うのは主に西日本の地域みたいですね。
というのも、カシワの木があまりない場所で手に入りやすいことからサルトリイバラが使われる、という説があるそうです。
東北人の私には馴染みがないのですが、葉っぱが丸くカシワより小さいので、カシワみたいに包むというよりお餅を挟むようにして使うことが多いんだとか。
(こういうレシピもある: サルトリイバラの柏餅 by 55neko)
こんな感じの葉っぱで、柏餅用に販売されているものもありますね。サンキライ、などと呼ばれることもあるそうです。
カシワより小さく、葉っぱにはさまれるようになった柏餅を見かけたことがあれば、サルトリイバラである可能性が高いですよ~。
私の地域では普通のカシワの柏餅しか見たことないのですが、サルトリイバラの柏餅というのも、一度食べてみたいかも。(*・ω・*)
柏餅を葉っぱで包む意味
柏餅を葉っぱで包むのは先にも言ったように香り付けのためですが、他にもいろんな意味があります。
<柏餅を葉っぱで包む理由>
- 香りをつけるため
- 殺菌作用で餅を長持ちさせるため
- 持ち手として利用するため
- 乾燥を防ぐため
まあ現在においては、単純に飾りとして使っている節もありますよね。
たまに生の葉っぱじゃなくて、カシワの葉を模したプラスチック製のものだったりしますからね。(^^;)
なお、なぜこどもの日に柏餅を食べるのか、という意味や由来を知りたい場合はコチラをどうぞ。
軽くネタバレすると、カシワの葉っぱが持つある特徴が縁起が良いと思われることから、子孫繁栄を祈って食べられています。
柏餅の葉っぱは食べられるの?
柏餅の葉っぱは基本的には食べないもの、みたいなんですよね。
というのも、先にも話したとおり葉っぱで包むのは香りをつけるためなどの目的であって、葉っぱ自体を食べるために入れてあるわけではないんだそうです。
一度、おモチといっしょに食べてみればわかると思うんですが、固いし美味しくないです。(´・ω・`)
せっかくの美味しいお餅が台無しになってしまいますので、桜餅と同じノリで食べないように注意です。
なお、葉っぱ自体を食べてしまっても害はないですが、残しても問題はないものなので、無理して食べなくていいですよ。
そもそも、葉っぱもいっしょに食べるために包むのであれば、さすがにもう少し味をつけたり工夫すると思うので。汗
ただ、サルトリイバラの柏餅であれば、葉っぱも柔らかくて食べられるよ~って話もあるようですね。
柏餅の葉っぱの種類についてまとめ
柏餅を包んでいる葉っぱは、基本的にはまんま「カシワ」と呼ばれる木の葉っぱが使用されています。
この葉っぱは固くてそんなに美味しくないので、通常は食べなくてもOKでしょう。
所によってはサルトリイバラを使うこともあるようですので、普通の柏餅より小さい葉っぱが使われていればサルトリイバラかもしれないですね。
ちなみに西日本では、柏餅以外にちまきを食べることもあるそうです。
以下は柏餅のページですが、ちまきをこどもの日に食べる理由についても書いています。ぜひ合わせてどうぞ(`・ω・´)
私の地域ではこどもの日にちまきは見かけないのですが、風習の違いって面白いですよね~。