柏餅をこどもの日に食べる意味と由来!柏の葉っぱを使う理由は?
こどもの日には柏餅を食べるというのがお決まりになっていますが、そういえばどうして柏餅なのでしょうか?
あの葉っぱっていうのも普段はわざわざ使わないものですし、なにか意味がありそうですが知っている方は少ないと思います。
<今回の内容はコチラ>
- こどもの日に柏餅を食べる意味と由来
- 関東・関西でのこどもの日に食べる食べ物の違い
- 関西でちまきを食べる理由
- 子供向けに柏餅を食べる理由を説明するなら?
- 柏餅の葉っぱは食べるのか、食べないのか
今回はこどもの日に柏餅を食べる意味や由来を調べてみました。
実際に柏餅を食べる時にその理由を知っていると、より行事を楽しめると思います。ぜひ今回の内容で覚えていきましょう。(*^^*)
内容
なぜ柏餅をこどもの日に食べるの?柏の葉っぱを使う意味と由来
こどもの日に食べられる柏餅には子孫繁栄の意味が込められています。
というのも、カシワの葉っぱには新芽が出ないうちは古い葉が落ちない、という特徴があります。
新しい葉っぱが成長することで古い葉っぱが役目を終える…つまりその様子が子供がきちんと育つまで親が生きられる、家系が絶えないことを連想させる縁起が良いものであるから、子供の成長を祈る意味もあって柏餅はカシワの葉で包まれているのです。
親であれば、子供が無事大きくなるのを祈るのはごく自然なことですよね。
なので、こどもの日にはぜひ親子で柏餅を食べてみてはいかがでしょうか。(*^^*)
関東と関西ではこどもの日に食べるものが違う?
こどもの日といえば柏餅…ですが、柏餅を食べるのは主に関東の風習で、京都や大阪を中心とした関西ではちまきを食べるのだそうですよ。
私は東北生まれの東北育ちですが、こどもの日にちまきって食べたことないですね。(そもそも見たこともないかも?)
柏餅は日本の江戸時代に生まれたとされますが、ちまきは平安時代に中国から伝わった食べ物です。
日本にちまきが伝わってきた当時の都があったのが近畿だったので、こどもの日には関西のほうでちまきが食べられるようになったといいます。
関西でこどもの日にちまきを食べる理由は?
ちまきをこどもの日に食べるのは、昔の中国の屈原(くつげん)と呼ばれる詩人に由来しています。
屈原は人々からとても尊敬されている人物だったのですが、国を追われて自ら死を選んだ日が5月5日とされます。
屈原の死を悲しんだ人々が、このときの供物として川に投げ入れたのがちまきだったのだそうですよ。
その後も中国では5月5日になるとちまきを作って、厄除けの意味を込めて食べられるようになったのだそうです。
これが伝わってきて、5月5日に日本でもちまきが出るようになったのですね。
私の地域ではこどもの日にちまきを食べるという風習がないものの、一度食べてみたいですね。(`・ω・´)
柏餅をこどもの日に食べる理由を子供向けに説明するなら
なぜ柏餅を食べるのか?を子供にもできるだけわかりやすく説明するなら、
「〇〇ちゃん(くん)がきちんと大きくなってくれるように祈って食べるんだよ」
「柏餅のお母さん葉っぱは、子供の葉っぱが育つまでずっとついてるから、
〇〇ちゃん(くん)が大きくなるまでお母さん(お父さん)がずっと守っていられるようにって意味があるんだよ」
って感じですかね。
柏餅の葉っぱって食べるの?食べないの?
そういえば疑問な柏餅の葉っぱ。あれって食べてます?それとも取ってから餅だけ食べてます?
どっちが正解なのかっていうの、あるんでしょうか。(^^;)
実はあの柏餅の葉っぱは、香りをつけるために存在しているので、基本的には食べないものとされています。
あとは殺菌作用があるので、防腐剤のようなものの代わりとしていた昔の名残でもあるそうですよ。
食べても苦かったりとか、筋っぽいとか、ただの草(笑)みたいだってだけなので、美味しく食べたいなら葉っぱは取ったほうがいいですね。
ただ、葉っぱは食べても毒性があるわけではないので、ご安心くださいね。
柏餅のおモチ部分は結構手にくっつきやすいので、葉っぱをうまく持ち手にして食べると手が汚れず上手に食べれますよ。
こどもの日の柏餅の意味と由来まとめ
柏餅のあの葉っぱは縁起が良いものだったんですね~。
お子さんがいるご家庭では、子供がちゃんと大きくなってくれるようにとの気持ちを込めて、ぜひこどもの日に柏餅を用意してみてくださいね。
柏餅は普通に買うこともできますけど、手作りして楽しくこどもの日を過ごすのもいいと思いますよ。