ゆで卵の賞味期限!冷蔵庫・常温での日持ちは?殻付き,殻なし,半熟の場合
ゆで卵はサラダや冷やし中華にはもちろん、簡単にパクっと食べることができるのも魅力の食べ物ではないでしょうか。
私も5、6個くらいゆでておいて、翌日や翌々日の分も作り置きしておくっていうのを結構するのですが、食べ物を保存する上で初めに気になるのが賞味期限。
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- 冷蔵庫・室温でのゆで卵の賞味期限
- ├殻付きゆで卵の賞味期限
- ├殻なしゆで卵の賞味期限
- └半熟ゆで卵の賞味期限
- ゆで卵は冷凍できるのか?
- 卵は生のままのほうが日持ちする
今回は、ゆで卵の日持ちについてまとめてみました。
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内容
ゆで卵の賞味期限!冷蔵庫と常温では?
まず、ゆで卵は食べる前に殻をむかなければいけません。
はじめからすべてのゆで卵の殻をとりのぞいてしまえば後々食べやすくなりますが、実はゆで卵は殻をむいてしまうと賞味期限が短くなってしまうという難点があります。
なのでゆで卵を長く保存したいなら、食べるときにその都度殻をむくことをおすすめします。
詳しい賞味期限は、以下から説明していきます。
殻付きゆで卵の賞味期限
まず殻が付いたままゆで卵を保存する場合ですが、殻付きであると殻なしより多少日持ちがよくなります。
殻付きゆで卵を冷蔵保存する場合は3日以内が賞味期限です。
本当なら生卵の状態のほうがもっと日持ちがするのですが、少量ずつ作るのが面倒な場合は、この期間を目安に食べきってくださいね。
なお、殻付きを常温で保存することができるのは冬のみです。
卵において、食中毒を引き起こす原因となる細菌で有名なものにサルモネラ菌があります。
サルモネラ菌は37℃くらいがもっとも増殖しやすいと言われますが、30~40℃でも著しく増殖します。
ただ、10℃以下であれば増殖が遅くなり、5℃以下になれば死滅しなくても増殖はしないとされるので、常温保存したいなら冬だけ、ってことになります。
ゆで卵は沸騰したお湯で、ある程度の時間加熱してあるものの(サルモネラ菌は75℃の1分以上の加熱で死滅すると言われる)、個人的には、安全を考えればたとえ冬でも常温保存はおすすめしません。(暖房とかもかけますからね…)
17℃くらいでも増殖しますので、春、秋も常温はやめたほうがいいですね。
とくに、夏の常温保存はもっての外です…37℃なんていうのは、ちょうど日本の夏の猛暑日の気温ですからね…。
まあ、気温が高いとどんな食べ物も腐りやすいんですけど。(^^;)
基本は茹でて粗熱が取れたら早めに冷蔵庫に入れるようにしましょう。
殻なし(ヒビが入った)ゆで卵の賞味期限
殻をむいてしまったゆで卵は冷蔵保存して、その日のうちに食べきってしまうのがいいでしょう。
遅くなっても翌日までには消費してください。
ゆで卵は殻があることで細菌から保護されているので、この殻をむいてしまうと、菌が付いて痛みやすくなります。
常温での長時間保存は基本的にしないほうがいいので、むいてしまって残った場合はやはり早めに冷蔵庫へ入れてください。
ヒビが入ってしまった場合も、同様に考えたほうがいいと思いますね。
半熟ゆで卵の賞味期限
とろっとした半熟のゆで卵を好きという人は多いと思いますが、しっかりと火を通しているかという点を考えると、半熟はちょっと微妙なラインですね。
サルモネラ菌が死滅していない可能性があります。
常温に置いておくと、サルモネラ菌が増殖してしまうかもしれませんので、保存をしたいならすぐ冷蔵庫へ。常温はNGです。
殻付きであったとしても半熟は日持ちしませんので、当日中に食べてしまうのが一番でしょう。
保存して食べれるとしても翌日までです。なのですぐに食べるってときだけ茹でるのがおすすめですね。
なお、お弁当に半熟ゆで卵は入れないほうがいいです。痛みやすいので食中毒になる可能性が高いです。
お弁当にゆで卵を入れたいときはしっかり火を通し、固茹でにするようにしましょう。(とくに夏場は気をつけて…)
ゆで卵は冷凍できるの?
長めに保存する方法として思いつくのが冷凍ですが、ゆで卵も冷凍できます。
といっても1個まるごと冷凍すると美味しくないので、フィリングにするのがおすすめです。
フィリングは詰めたり挟んだりして使う具材のことです。
サンドイッチの具にしてたまごサンドを作ったり、サラダに入れたりして食べられるので、味のアクセントにもなりますよ♪
フィリングの作り方は、以下のようになります。
- ボウルなどに殻をむいたゆで卵を入れ、フォークで砕く
- マヨネーズと塩・コショウを適量入れ、よく混ぜてできあがり。
ゆで卵があれば手軽に作れますよ。
というより、はじめからフィリングを作るとなると卵をゆでる段階が案外手間だったりしますので、あまったゆで卵があるならおすすめです。ぜひ作ってみてください。
マヨネーズのカロリーが気になるときは、最近はヘルシーなマヨネーズも売ってたりしますので、そちらを使ったりして工夫するといいですね。
作ったフィリングは1食分(1回分)ずつラップに包み、ポリ袋に入れて冷凍庫で保存しましょう。これで1ヶ月くらい保存可能です。
解凍するときは、すぐ使うなら自然解凍でもOKです。
ただ、解凍後食べるまでに時間が空いてしまう場合は、冷蔵庫に移して解凍しておいたほうが衛生的かと思います。
生卵も冷凍可能
余談ですが生卵も冷凍可能です。
生卵は冷凍すると黄身がねっとりモチモチとした食感に変わり、箸でつかみやすいので、黄身をしょうゆ漬けにすればごはんのお供に最適になります。
また、凍ったままの調理もできるので、まるごと卵の天ぷらを作るにも手間がはぶけますよ。
生卵の冷凍の仕方は、ただ本当に卵をパックごと冷凍庫に入れてしまってもOKです。
ただ、生卵は冷凍すると殻が割れてしまいます。衛生面に気をつけたいなら、卵を洗って水分を取り除いてから、ジップロックに入れて凍らせるといいでしょう。
解凍するときは冷蔵庫でゆっくり解凍するのがいいですね。室温で解凍すると菌が繁殖しやすいので、おすすめできません。
卵は生卵のほうが日持ちする
先にも少し書いたのですが、生卵には細菌から卵を守る成分(リゾチームと呼ばれます)が含まれているので、卵は茹でないほうが日持ちがします。
この成分は加熱をすると効果がなくなってしまうので、卵をより長く保存したい場合は生のままで保存しておくようにしましょう。
ちなみに、賞味期限が切れてしまった生卵もきっちり火を通すようにすれば、食べられますよ。
卵に表示されている賞味期限というのは、生のまま安心して食べられる期間なので…。
日本で市販されている卵は、生食可能の期間が短めでより厳しく設定されていますが、実際には↓くらいの期間生で食べられるそうですよ。
- 春(4月~6月):産卵後25日以内
- 夏(7月~9月):産卵後16日以内
- 秋(10月~11月):産卵後25日以内
- 冬(12月~3月):産卵後57日以内
とはいえ、記載されている賞味期限が過ぎてしまったなら、火をきちんと通して食べるのがいいと思いますね。
賞味期限が切れたら、どのくらいの期間加熱調理で食べられるのかは意見がいくらかあるようですが、1週間から長いと1ヶ月は大丈夫という話もあります。
まあ、できるだけ早く食べたほうがいいのは間違いないでしょう。(´・ω・`)
なお、半熟の場合はしっかり全体に火が通っているとは言えないので、賞味期限が切れた卵は半熟も避けたほうがいいですね。
期限切れの卵をゆで卵にするときも、きちんと固茹でにしましょう。
ゆで卵の賞味期限まとめ
ゆで卵は一度にたくさん作っておくって人も結構いると思うのですが(私もですが。笑)、それ故に一度に食べきれない場合も多いと思います。
なので、どのくらいの期間食べられるかはきちんと知っておきましょう。
また、夏場はかなり食べ物が腐りやすいので、早めに冷蔵庫で保存することを心がけましょう。
ゆで卵は生卵より日持ちがしないですし、できるだけ早めに食べてくださいね♪
私はゆで卵を作るとだいたい3日くらいで消費していますが、今回の内容を見れば、ちょうどいい期間だったんですね~。笑
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