ごぼうの皮むきと下ごしらえの仕方!切り方とアク抜き方法も紹介
ごぼうは煮物に、汁物にと様々な料理に活躍する野菜です。食物繊維も豊富なので食事にぜひ加えたいものですが、下ごしらえの際の皮むきはどのようにしていますか?
ごぼうの皮ってどれだけ剥けば良いのか、ちょっと分かりづらいと思いませんか?全部むいたほうが良いのか、それとも残しておいていいのかとか、迷っちゃいますよね。
<今回の内容はコチラ>
- ごぼうの皮むき方法6つと下ごしらえ手順
- ゴボウの切り方
- ゴボウにアク抜きは必要?やり方は?
今回はゴボウの皮のむき方をメインに、切り方などの一通りの下ごしらえについてまとめていきたいと思います。
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内容
ごぼうの皮むきの仕方と下ごしらえ手順
皮むきの仕方について書く前に、まずはゴボウを使うにはどのような下ごしらえが必要なのか、一通りの手順です。
- ごぼうを水洗いして、土を洗い流す
- ゴボウの皮を剥く
- 料理に使うサイズに切る
- 水にさらしてアク抜きする
ゴボウには泥がついていると思うので、その部分については手を使ってある程度水洗いすればOKです。
今回説明していくのは手順2以降ですね。
ごぼうの皮は実は食べられる部分です。むしろ、ごぼうは皮の部分に栄養や香りが多いので、皮ごと食べたほうが良いと言えます。
とはいえ、洗うだけだと土臭さが気になるかもしれませんので、完全には剥かないで削ぐ程度に留めるのが良いでしょう。
今回は、ごぼうの皮の削ぎ方を6つほど紹介したいと思います。
基本的にははじめの4つまでがおすすめの方法となりますが、気になった方法を試してみてください。
皮むき方法その1:包丁の背を使う
まずは包丁の背の部分を使って皮を削ぐ方法です。
包丁なら(全く自炊をしない人でなければ)どの家にもあると思うので、誰でも試せます。
背を当てながら、なぞるように皮を落とす感じですね。
すべて真っ白になるまでやる必要はないので、ある程度削げたらOKですよ。
なお、基本は背を使うことのほうが多いと思うのですが、人によっては刃を使う場合もあります。
これは両方やってみて、やりやすい方でいいと思いますよ。(*^^*)
皮むき方法その2:たわしでこする
家にたわしがあれば、洗ったゴボウをたわしでゴシゴシするだけで皮が剥けます。
こすったら水洗いすれば、剥けた皮が取れます。
皮むき方法その3:アルミホイルを潰してから使う
やり方としては、適当な長さに切ったアルミホイルを一度クシャクシャに潰してから広げます。
そして、このアルミホイルでゴボウを包みながら上下に動かしたりして擦ると、皮が取れます。
こすったら水洗いすればOK!他のやり方と比べるとゴミが増えちゃいますが、余ってるアルミホイルがあるならおすすめ。
皮むき方法その4:スプーンやペットボトルのフタで擦る
比較的どの家にもあるものとして、金属スプーンやペットボトルのキャップでこすっても皮を取ることが可能です。
スプーンならすくう部分を直角に当て、こすります。ペットボトルのキャップなら裏側(内側?)を使ってこすってください。
裏技!ごぼう、人参の皮剥き子どもでも◎ by いちごの国のありす
皮むき方法その5:皮むき手袋で剥く
皮むき用の手袋というのがあって、↑のムッキーというのがその専用商品ですね。
手につけてゴシゴシすれば、皮がむけるというグローブです。もちろんゴボウにも使えます。
ただ賛否両論があるみたいなので、レビューなどを見てから検討したほうが良いかも。
皮むき方法その6:ピーラーを使う
皮を剥くならピーラー!ってくらい定番のアイテムですよね。
ピーラーが一番やりやすいというならそれでもOKなのですが、結構しっかり取れてしまいますし、ごぼうの場合は細いので実が余分に取れると、食べれる部分が少なくなってしまいそうです。(^_^;)
なので、皮を多少残して剥きたい場合はピーラー以外の方法がおすすめです。
逆にしっかり取りたいって方はピーラーでもいいでしょう。
*ごぼうの皮むき*洗う前にピーラーで* by jucajucca
ゴボウの切り方
切り方も色々ありますが、使う機会が多いのはささがきや千切り、斜め切りといったところでしょうかね…。
ささがきについてはごぼうレシピでもよく見かける切り方です。
切るというより、ゴボウの先から鉛筆を削るような感覚で、包丁で削いでいきます。
ささがきは口当たりが柔らかく、用途が広いのが特徴です。きんぴらゴボウやサラダ、和え物などに使えます。
ささがきはピーラーを使う方法もあります。手元に自信がない時もおすすめ。
次に千切り。
千切りは、ゴボウを適当な長さに切って縦長になるように薄切りにし、そこから更に細く細かく切っていく感じです。
これもきんぴらなどでよく使われますね。
さいごに斜め切り。
これはそのままなんですが、丸ごとのゴボウに斜めに包丁を入れて切っていくだけですね。
煮物や炒め物などの料理に使えます。
ごぼうのアク抜きは必要?
ゴボウは一般的には、切ったらすぐに水にさらしてアク抜きをします。
なぜアク抜きが必要なのか?という点ですが、切ってそのままにしておくと茶色く変色してしまうので、これを防ぐために水にさらす必要がある、というわけです。
(このとき、さらす水を酢水にすることで、白く仕上がり見た目が良くなる効果があります。)
ただ、このゴボウのアクと言われる成分はポリフェノールと言って、老化やがん予防に役立つ成分です。
ポリフェノールは水溶性で、水に流れ出る性質があるので、ゴボウを水につけると水が茶色くなるわけです。
害があるわけではなく、むしろ体にいいので、見た目を気にしない方はアク抜きはしなくても食べることが出来ます。
ただし、人によっては水にさらさないとえぐみなどが気になる場合があります。
これは結局個人差かな~と思うので、一度アク抜きなしで食べてみてもいいですね。
ゴボウのアク抜き方法
ゴボウのアク抜きをするときは、出来たもの(切ったもの)からすぐに水を張ったボウルに入れてください。
放置していると変色してきてしまうので、切る前に水を準備しておくとスムーズです。
水にさらす時間ですが、アク抜きをする場合、そんなに長時間はいりません。
切っている間に水にさらしているくらいでOK(つまり数分)だと思うので、アク抜きの時間を段階としてしっかりと取る必要はないでしょう。
水にさらす時間が長くなってしまうと、風味や栄養が溶け出してしまうので、やり過ぎないように注意です。
切り終わった頃には水の色が変わっていると思うので、最後に水を1、2回入れ替えて洗い流し、ザルに移して料理に使っていきましょう。
なお、酢水に付ける場合の酢の分量も、とくに厳密に決まった量があるわけではないです。(多分調べたりしても、所によって分量は違うはず)
水を張ったボウルに小さじ1杯強くらいでOKだと思いますので、酢はあまり多く入れなくても大丈夫です。
ごぼうの皮のむき方と下ごしらえについてまとめ
ごぼうは皮を完全に剥く必要はなく、削ぐ程度で十分です。
今回は6つほど皮むきの方法を紹介したので、家にあるもので試せそうなやり方があった場合はぜひ挑戦してみてください。(*^^*)
包丁のやり方は誰でも大丈夫だと思いますね。(自宅にあるかどうかという意味で)
そもそも、ゴボウを買ってきている時点で包丁が家に無いわけはないですからね。(どうやって切るんだという笑)
ゴボウは色んな切り方がありますが、ささがきは使うレシピが多い割にちょっと面倒なので(汗)、ピーラーがあるとより便利かな~と。
切った後のアク抜き方法は基本的に水にさらしますが、ゴボウのアクは悪いものではないので、見た目や味が気にならない方はやらなくてもOKです。
むしろ摂れる栄養が増えるので、自分用とかなら水にさらさない方がいいのかも?ですね。
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