バナナの冷凍保存で栄養価は変化するの?成分は残ってる?
バナナって身近なフルーツなので日常的に食べる方も多いと思います。
冷凍して保存することもできるバナナですが、健康や美容を気にする方にとっては、凍らせることによる栄養の変化が気になるのではないでしょうか。
<今回の内容はコチラ>
- バナナを冷凍することで栄養は変化するの?
- バナナの栄養と効果
- バナナの冷凍方法と冷凍バナナの食べ方
バナナを冷凍すると、実際には栄養が減るどころか増える成分があります。
今回は冷凍することでの栄養の変化のほか、バナナの体への効果などについてまとめていきます。
このページの内容でバナナを毎日の食事に活かせるようになってください。(´ω`*)
内容
冷凍することでバナナの栄養はどう変化する?
バナナに含まれる栄養は冷凍することで損なわれることはないです。
むしろ、バナナは冷凍するとポリフェノールと呼ばれる成分が増えるとされています。
ポリフェノールとは強い抗酸化作用のある成分で、生活習慣病の予防や老化を防いだりなど、体に嬉しい効果をもたらしてくれます。
バナナのポリフェノールは熟すほど多くなります。
なので、ポリフェノールをより多く摂取したい場合は、ある程度バナナの皮にシュガースポット(黒い斑点)が出てくるくらいまで追熟させてから、冷凍するといいでしょう。
ただし、冷凍バナナに限らず冷えたものを食べすぎると冷え性がひどくなったりお腹を壊したりするので、量には注意しましょう。
バナナに含まれる栄養と効果
バナナはポリフェノール以外の栄養も豊富な食べ物で、次のような成分が含まれています。
ビタミンB6
<ビタミンB6の効果>
- タンパク質をエネルギーに変える
- 皮膚や粘膜の健康を保つ
- 女性の月経前症候群の症状を和らげる
ビタミンB6はタンパク質の代謝に関わっているビタミンです。
タンパク質を多く摂取する場合は、ビタミンB6もそれだけたくさん必要になります。
カリウム
<カリウムの効果>
- 高血圧やむくみの予防
- 筋肉の収縮を正常にする
カリウムはナトリウムの排出を促してくれるミネラルなので、高血圧の予防に役立ってくれます。
ビタミンC
<ビタミンCの効果>
- 抗酸化作用
- 美肌効果
- 貧血予防
ビタミンCはポリフェノールと同じように抗酸化作用があるビタミンなので、老化防止や生活習慣病の予防に役立ちます。
また、シミなどの原因となるメラニン色素の生成を抑制するので、美肌・美白効果もあります。
マグネシウム
<マグネシウムの効果>
- 丈夫な骨や歯を形成する
- 精神を安定させる、神経の興奮を抑制する
- 筋肉の収縮を正常にする
骨をつくっている成分といえばカルシウムが有名ですが、マグネシウムも骨の形成に必要な成分です。
不足することで骨粗しょう症になる可能性が高くなるので、丈夫な骨をつくるにはカルシウムだけでなく、マグネシウムも摂るようにしましょう。
不溶性食物繊維
不溶性食物繊維は便秘の予防や改善に効果的な成分です。
食物繊維には種類がありますが、とくにバナナには不溶性食物繊維が豊富です。
便のかさを増やしてやわらかくしてくれるので、お通じの悩みがある方には積極的に摂ってほしい成分です。
バナナの冷凍方法・冷凍バナナの食べ方
バナナの冷凍の仕方ですが、皮をむいたものであればスライスするか、そのまま1本まるごとでも冷凍できます。
食べ方としては半解凍か冷凍庫から出してそのまますぐ食べる、またはスムージーやアイスなどにするのも美味しい食べ方です。
1本丸ごとをそのまま食べる場合、冷凍庫からすぐ出した状態では結構固いので、手のひらで潰してから凍らせると食べやすくなります。
これらの冷凍方法・食べ方についてはコチラで詳しく説明しています。
また、皮ごとでも冷凍可能です。
スムージーなどに使うなら皮をむいて冷凍したほうが使いやすと思いますが、皮付きで冷凍したバナナも電子レンジを使ったりすれば食べやすくなります。
冷凍したバナナの栄養についてまとめ
冷凍したからと言って、バナナの栄養がなくなったりはしないのでご安心を~。
むしろポリフェノールの量が増えるので、バナナの栄養をより摂りたいなら冷凍したほうがいいのかもしれません。
バナナにはポリフェノール以外にも、ビタミンB6やカリウムなどの栄養が豊富なので、ぜひ習慣的に食べてほしい果物です。
バナナって冷凍すると常温よりはるかに日持ちするようになるので、食べきれないバナナを冷凍することってありますよね。
でも、全解凍しても元のバナナには戻りません。生のバナナで長く保存したいなら冷蔵庫がおすすめです。