バナナは冷蔵庫で保存する?黒くなるのを防ぐには?

皮をむくだけで食べられるバナナは、小腹がすいたときの手軽な間食として重宝しますよね。

でも、バナナってどのように保存したらいいのでしょうか。

食べ物は基本的に冷蔵庫へ入れたほうがいいものが多いですが、バナナは何も考えずに冷蔵保存すると皮が黒くなっちゃうので、見栄えが悪いんですよね。

 

でもバナナは工夫することで、黒くならずに冷蔵庫で保存することが可能なんですよ。

今回は、バナナの上手な保存の仕方を知っていってください。(*^ω^*)

 

 

  冷蔵庫にバナナを入れると黒くなるのはなぜ？

何も意識せずにバナナをそのまま冷蔵庫に入れると、黒くなりますよね。

バナナはもともと熱帯の暖かい場所でとれる果物なので、温度が低い場所に長時間さらされることで低温障害を起こしてしまうのです。

 

バナナは冷気に触れると、皮の不飽和脂肪酸が増えて細胞が破壊されてしまいます。

そして、その細胞の中にあるフェノールアミン類がポリフェノールになり、空気に触れることで酸化し黒くなってしまうのです。

 

ちなみにリンゴなんかも切った後放置すると変色していきますが、これもポリフェノールが影響しています。

 

  冷蔵庫で黒くなったバナナは食べられるの？

皮の変色はバナナが腐ったわけではないので、身は問題なく食べることが出来ます。

色が変わってしまうのは皮だけなので、実際に皮をむいてみて中身が白く、通常のバナナと同じであれば大丈夫です。

 

でも、できれば皮もきれいな色のまま保存したいですよね。

そのほうが美味しそうですからね。(^_^;)

なので次に、皮の変色をさせないバナナの冷蔵保存の仕方を紹介します。

 

 

  工夫をすれば黒くならずに冷蔵保存も可能

バナナの皮を黒くせずに冷蔵庫で保存するには、以下の手順を行ってみましょう。

 

こうすると10日～2週間くらい保存可能です。

冷気による変色を抑えるため、ラップとビニール袋で二重に包みます。

また、バナナは低温が苦手なので、入れるのは冷蔵庫の中で一番温度が高い野菜室がおすすめです。

 

なお、バナナは冷蔵庫に入れると追熟も止まってしまいます。

ある程度、黒い斑点（シュガースポット）が出てから冷蔵庫に入れたほうが、美味しく食べられるかな～と思います。

 

  常温保存したいときは？

  バナナスタンドに吊るす

バナナは常温で保存するのが基本です。

ただし夏は悪くなるのが早いので、気温が高い季節はバナナも冷蔵庫で保存したほうがいいと思います。

夏以外の季節であれば、常温で置いておきましょう。

 

バナナはそのままの状態だと、地面に触れている下の部分に重みがかかり痛みやすくなります。

なのでこの状態を回避するには、バナナスタンドを用いて吊るすのが一番です。

 

 

  バナナを1本ずつ分けて保存する

別の方法として、バナナを房から切り離して1本ずつ保存するというやり方もあります。

バナナはエチレンガスという、追熟を促す成分を柄の部分から出します。

房でまとめておくとお互いのエチレンガスで熟すのが早くなってしまうので、1本ずつにわけて保存するのが有効です。

 

また、柄の部分をラップで包んで保存してもバナナを長くもたせることができます。

周りに別のエチレンガスを出す果物（リンゴなど）がある場合は、柄を包んだ後にバナナの全体もラップで覆うといいでしょう。

こうすると、他の果物のエチレンガスの影響を防ぐことが出来ます。

 

ちなみにバナナをキウイなど追熟が必要な果物といっしょに入れると、熟するのを早めてくれますよ。

 

  冷凍なら1ヶ月持つ

バナナは冷凍保存することも出来ます。

そのままアイスのように食べたり、スムージーに使うにも便利ですよ。

 

冷凍であれば1ヶ月くらい保存しておけますので、すでに熟してしまって食べきれないバナナがあるときにもおすすめの方法です。

バナナの冷凍方法についてはコチラで紹介しています。↓

 

 

  バナナの冷蔵庫保存についてまとめ

冷蔵庫で皮が黒くなってしまったバナナは、腐っているわけではないので中身を食べること自体はできます。

ただ、やっぱり見栄えは悪いんですよね。(´・ω・`)

黒くなるのを防いで冷蔵庫で保存したい場合は、1本ずつラップで包んでからビニール袋に入れましょう。

 

あとは、常温保存が基本のバナナでも夏は冷蔵庫のほうがいいですね。

バナナが暖かいところで育つといっても、夏は傷むのが早いですからね～。

バナナは一度に消費しきれないことも多い果物なので、ぜひ冷蔵で長持ちさせてください。