ふきのあく抜き重曹での煮方!正しい下処理の手順や美味しい食べ方は?
香りのいい春の食べ物であるフキは、細長くて数本をまとめて使うことが多いと思います。
食べる前に気になるのはそのアク抜きの仕方。とくに重曹を使う場合はどうやればいいでしょうか?
<今回の内容はコチラ>
- フキの重曹を使ったアク抜きのやり方
- フキの下処理方法
- 茹でたフキの食べ方やレシピ
- アク抜きが終わったフキの保存・冷凍方法
- 重曹なしでのアク抜きは可能?
今回は重曹でのアク抜きの仕方や下処理方法のほか、茹でた後のふきの美味しい食べ方や保存の仕方も書いていきます。
ふきを茹でる場合は一通りお役に立てる内容だと思うので、ぜひ最後までご覧くださいね。(*^^*)
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内容
フキのアク抜き方法!重曹を使ったやり方
フキのアク抜きで重曹を使用する場合、水2Lであれば重曹を小さじ1杯ほど入れます。(つまり、1リットルなら小さじ1/2ほど)
重曹は入れすぎるとクタっとしてしまうので、たくさん入れないように注意です。
また、重曹を入れて茹でる場合は通常より柔らかくなるのが早いです。
基本的に茹で時間はふきの細い部分で2~3分、太い部分で3~5分が目安なのですが、重曹の場合少し短くするよう意識するといいでしょう。
次に一通りの茹で方や下ごしらえについて紹介します。
フキの下処理・下ごしらえ・皮のむき方
- できるだけ大きい鍋またはフライパンを用意し、お湯を沸騰させておく
- フキの葉っぱを切り落とし、鍋に入る長さに切り分ける。(なるべく長めに切り分けられたほうが、後々皮をむく手間が少なくなります)
- 切ったフキをまな板の上に置き、全体に塩を振る。(塩の分量はありませんが多めに)
- 塩を振ったフキを、両手で押さえながら転がして板ずりする。
- 1の沸騰したお湯に重曹を加え、フキを塩がついたまま色が鮮やかになるまで茹でる(茹で時間はひとつ前の項目を参照)
- 冷水または氷水を用意しておく。フキが茹で上がったら、冷水につけて熱を取る
鍋やフライパンはできるだけ大きいものを使用して、そのサイズに合わせてフキを切り分けてください。
茹でた後に皮をむくので、長く切れたほうが皮むきの手間が減ります。
茹で時間は目安を先の項目で書きましたが、フキの太さによって変わってきますので、確認しつつ加減していきましょう。
板ずりをすることで、後々皮がむきやすくなり、色よく仕上がる効果がありますので、ぜひやっておくといいですね。
板ずりの仕方はコチラの動画の最初の方でも解説されています。
茹でることができたら、つづいて、皮の剥き方です。↓↓
- 冷水で冷ましたフキを1本手にとり、爪で端から3~5cmくらい皮を1周むく(爪の代わりに包丁で軽く切れ目を入れてもOK)
- むいた皮をすべてひとまとめに手で持って、下まで一気にザッとむく
- むき残しの皮を取り去るため、反対側からも1~2の手順を行う
- 1~3の手順を繰り返して、すべてのフキの皮をむく
- むき終わったら浸けていた水を入れ替え、1時間ほど水にさらしておく
皮の剥き方については、コチラの動画の2:14くらいからも、参考になると思います。
アク抜き済みのフキの美味しい食べ方・おすすめレシピ
フキを茹でたら、料理に使っていきましょう。
使い方としては煮物が定番かなと思いますが、他にも炊き込みご飯や炒めもの、漬物にすることもできます。
まあ火が通っているのでそのままでも食べられますが(笑)、2つレシピを紹介しますね。
煮物の場合、他の具材と合わせて作るのももちろん良いのですが、旬のフキの美味しさを楽しみたいなら、シンプルにフキだけの煮物がおすすめ。
また炊き込みご飯は、旬も感じられてかつ家族全員で楽しめるメニューだと思います。
パクパク美味しい!!幸せ♡蕗(フキ)ご飯 by Niko’sMama
炊き込みご飯は手間はかかりますけど、好き嫌いが分かれにくく食欲の湧くメニューなので、時間があればぜひ。(*^^*)
茹でたフキの保存方法と冷凍の仕方
フキの皮をむいてアク抜きが完了したら、使いやすいサイズにカットして水を張ったタッパーに入れ、冷蔵庫で保存します。
水を毎日新しいものに変えてあげれば4~5日くらい持つので、その間に使い切りましょう。
冷凍もできますが、冷凍する場合はその量をあらかじめ決めておいて、固めに茹でるのがポイントです。
茹で時間を1分~2分に短縮して、茹で上がったフキの水分はよく拭き取りましょう。
そうしたら、ラップで使いやすい量ずつ包んでフリーザーパックに入れ、冷凍庫に入れます。
冷凍すると食感は悪くなっちゃいますが、1ヶ月くらい持つようになるので、ゆっくりと食べられるようになります。
できるだけ食感良く冷凍したい場合は、冷凍庫に金属トレイを置いて、その上に置いてから冷凍しましょう。
こうすると冷凍スピードが早くなりますので、ふにゃふにゃになるのを抑えられます。
冷凍したフキは解凍せず、凍ったまま使ってください。
フキは重曹がなくてもアク抜き可能
重曹は一般的によく使われるものですが、常備していないご家庭ももちろんありますよね。
フキは、重曹がなくてもアク抜きができます。
重曹にはお湯に入れることで繊維を柔らかくしてくれる効果があり、同時にアクをよりしっかり溶け出させてくれます。
なので、可能な限りアクは取り除きたい!と思うなら重曹を入れるといいのですが、フキの場合入れなくても問題があるわけじゃないので、好みでいいでしょう。
重曹なしでのやり方としては、ただ単純に茹で水に重曹を入れないだけで、今回紹介した一通りの下処理手順で問題ありません。
(普通に板ずりしてから、塩がついたままお湯に突っ込みましょう)
重曹を入れるにしろ入れないにしろ、茹でる時間は太さによって変わりますし、茹で加減は確認しながらやる方がいいでしょう。
ふきのあく抜き・重曹でのやり方についてまとめ
アク抜きに重曹を用いる場合は、あまり入れすぎないように注意してください。
重曹はフキの場合必須ではありませんが、よりしっかりアク抜きしたいと思う方は用意してみてくださいね。
茹で時間はフキの太さも考慮しながら、茹ですぎないようにしましょう。
茹でたフキを保存するときはタッパーに水を張って、冷蔵庫で保存してくださいね。
数日で食べきれないときは、冷凍する手段もありますよ。
フキはいろんな食べ方がありますけど、定番なら煮物、家族と暮らしているならみんなで楽しめる炊き込みご飯がおすすめ。
もちろん個人的なおすすめなので(笑)、好きなメニューで構いません。旬のフキを存分に堪能してくださいね♪
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