長ネギを生で食べる時の食べ方や下処理方法!
長ネギを生で食べるときって、どんな下準備が必要なのか疑問に思ったことはないでしょうか?
たとえば、そばなどの麺類に薬味として入っている長ネギは生の状態です。
しかし自分で生で使おうと思えば、切ってすぐ食べて良いのか?それとも、アク抜きなど何らかの下処理が必要なのか?気になりますよね。
先に言ってしまえば切ってそのままでも食べられますが、辛さが苦手な方は水にさらしてあげることで抜くことができます。
今回は長ネギを生で食べる時の下処理の仕方や、食べ方をメインにまとめていきます。
<今回の内容はコチラ>
- 長ネギを生で食べる場合の下処理方法
- 生の長ネギの食べ方や使い方3つ
- 長ネギを生で食べることで得られる効能や栄養!
- ネギを生で食べ過ぎるとどうなる?
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内容
長ネギを生で食べる場合はどんな下処理をする?
冒頭で言ったようにネギは切ってそのまますぐでも食べられますが、何もしないと辛さが残ります。
辛いのが好きだ、というならいいのですが、苦手な場合は辛味抜きをしたいですよね。
このような時は、小口切りなどにして切ったネギを水にさらしてあげることで、辛さが軽減されてまろやかな味わいにすることができます。
ネギに含まれている辛味の成分は硫化アリルといって、水に溶ける性質があるので、水にさらすという手段が有効なのです。
ただこの硫化アリルには血液をサラサラにする効果があるので、辛い状態でも食べられるなら、水には入れずそのまま食べたほうが栄養的には良いと言えます。
ちなみにこの硫化アリルは玉ねぎにも含まれる辛みの成分です。玉ねぎも、サラダにする時はよく水にさらしますよね。(*^^*)
うーんでも辛いネギって、私はたくさんは食べられないですね。元々辛いのが得意ではないのもありますが、しばらくネギのツンとしたニオイが口に残るので、それもちょっと苦手です。(^^;)
辛いのが大丈夫かどうかは人それぞれ違うので、好みでどうぞ。(ちなみにうちの父親は辛いネギや玉ねぎを余裕で食べる。笑)
他の辛味の抜き方としては、切ったネギにササッと熱湯をかけてすぐに水にさらし、水気を切って使う方法もあります。
すぐに使わない時は、辛味の成分は気化する特徴もあるので、切ってから一晩寝かせておけばマイルドになります。
また、通常の長ネギより細い小ねぎ(万能ねぎや細ねぎなどとも言われます)も生のまま使うことが出来ます。
小ねぎはやわらかくて食べやすいですが、普通のネギと同じような使い方ができ、薬味にしたり味噌汁などに入れても美味しいです。
生の長ネギの食べ方・おすすめの使い方
小口切りで薬味に
生でネギを食べるとなれば、一番使うことが多いのは薬味として…かなと思います。
うどんなどの麺類なら温かい・冷たい問わずに入れられます。ちなみに小口切りは薄く輪切りにする切り方のことです。(薬味に使われることの多い切り方です)
冷たいうどんやそばなら、私の場合麺のほうに乗せるんじゃなくて、めんつゆの中に浮かべるほうが好きですね。(どっちでもいいんですが。笑)
薬味だとそんなにたくさん入れなくてもいい…という感じなので、あえて水にさらさずそのまま使って、辛さを楽しむという食べ方もあります。
また、温かい麺類に入れる場合はスープの熱で多少は加熱されるので、あまりたくさん入れないなら辛味抜きしなくてもいいかもしれません。
なお小ねぎを使うと、麺との色の違いが鮮やかに出てアクセントになります。
白髪ネギ(千切り)でラーメンなどに
白髪ネギというのは、いわゆるネギの千切りのことです。
ラーメンのトッピングとしてよくあるものですね。
ネギを長めの輪切りにし、内側にある芯のような所を取り除いてから、外側の部分だけ細かく千切りにしていきます。
一見難しそうですが、やってみれば案外簡単です。(*^^*)
そのまま乗せてもいいですが、こちらのレシピのようにチャーシューなどと和えて一工夫する食べ方もあります。
再現 ネギチャーシュー丼ラーメンショップ by ガク魁‼︎男飯
おつまみにもできます♪
和え物やサラダに使う
薬味や白髪ネギだと添え物って感じですが、しっかりと具として使いたいならサラダや和え物などにするといいと思います。
コチラなんかは使っているお肉がササミなので、たんぱく質を摂取しつつカロリーは控えたい!というときにオススメ。
このサラダは万能ネギがメイン。万能ネギは濃い緑色のおかげで、見た目が綺麗に仕上がるんですよね♪
生の長ネギを食べることで得られる効能と栄養
先に出た硫化アリルという成分は、体内で「アリシン」と呼ばれる物質になります。
アリシンには殺菌作用や免疫力を高める効果、疲労回復の効果があると言われるので、風邪や風邪の予防にも効果的と言えます。
また血行を促進する作用もあるので、血液サラサラの状態を維持してくれます。
血液の流れが悪くなると血栓ができやすくなりますが、アリシンは血が固まりやすくなるのを防いでくれるので、血栓予防の効果があります。
血栓を予防してくれるということは、心筋梗塞や脳梗塞といった病気の予防にもなるということですね。(*^^*)
アリシンは水に溶けやすい・揮発性が高いという特徴があるので、新鮮なネギを生で摂取するというのは効果的な食べ方と言えます。
水にさらす時間が長いとアリシンが減ってしまうので、食べられるならそのままか、水で辛味抜きする場合も長時間行わないのがポイントです。
水にさらしすぎない以外にアリシンの効果的な摂り方というと、以下のような方法があります。
- 出来るだけ細かく刻む:アリシンは空気に触れると生成される。なるべく切り口が増えるように細かく切ると、空気に触れる部分も多くなるので、アリシンも増える
- 切ったら15分程度置いておく:切った後に少しの間放置することでアリシンの生成が進む。ただあまり放置すると成分が飛ぶため、長時間置かないように注意
ネギを生で食べ過ぎるとどうなる?
ネギのアリシンには強い殺菌作用がありますが、悪い細菌だけではなく、良い細菌まで殺菌してしまうというデメリットがあります。(つまり腸の善玉菌まで死んでしまうということ)
少しなら問題はありませんが、過剰に食べ過ぎると腸の細菌のバランスが悪くなり、腹痛などの原因になってしまうのです。
ただアリシンには加熱に弱いという特徴があります。なので、たくさんネギを食べたいな~というときは加熱調理すると良いかと思います。
生で食べる分は別に少量作ると良いかもしれませんね。(`・ω・´)
殺菌作用と聞くと良い効能と思えます。しかし、摂りすぎると胃の粘膜が荒れるなどの胃腸障害の原因となる可能性があるので、生での食べ過ぎには気をつけましょう。
長ネギの生での食べ方についてまとめ
ネギを生で食べる場合、辛いのが平気という方は切ってそのまま食べてもOKです。薬味や白髪ネギなどにお使いください。
辛味が苦手な方は水にさらしてあげると抜くことが出来ます。どっちのほうが良いかは人によるので、これはお好みで、といった感じですね。
(なお辛味の成分である硫化アリルには血液サラサラ効果があるので、できればそのまま食べたほうが栄養面では良いと言えます)
個人的には、少量なら辛い状態でもむしろアクセントになると思っています。(そのまま食べるのは苦手ですが。笑)
なので私の場合、薬味として麺類に軽く散らす程度なら水にはさらさないかな~って感じです。でもたくさん使いたい時は辛味抜きします。(^^;)
生のネギには血栓予防の効果や免疫力を高めるといった利点がありますが、食べ過ぎると胃腸障害を引き起こす可能性があります。
なのでネギを多く食べたい時は、火を通す調理をしたほうがいいと言えるでしょう。
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