さつまいもは生食できる?生で食べても美味しいの?

サツマイモは焼いたり煮たりといった、加熱して食べる料理は多くありますが、そういえば生食って聞いたことがないですよね。

普段私達がサツマイモを購入するときも、火を通して使うことを前提に手に取りますので、生で食べれるかどうかっていうのは気になる点です。

サツマイモは生で食べても害はないのでしょうか？また、生食可能なら美味しいのかどうかっていうのも知りたい部分です。

 

今回は、サツマイモの生食について書いていきたいと思います。

 

 

  さつまいもは生食可能？

通常、さつまいもは生食しようとして購入しませんよね。

でも、生で食べたからと言って毒があるわけではないので、結果的には生食すること自体はできます。

 

ただ、サツマイモというのは生のままだとアクが強い上に、加熱をしないと甘くならないので味もしっかりとは感じられません。

火を通していないので柔らかくもないですし、バリッとしています。言うなれば、サツマイモは生で食べても美味しくはないのです。

 

気になるときは、生のさつまいもを扱っている時にちょっとだけ切り取って味見してみると良いかもしれません。

食べられそうならそのままサラダなどにして食べても良いかもしれないですけど、基本的には加熱調理に使うもの、と思っておいていいと思います。(´・ω・`)

 

  美味しいさつまいもの調理法や選び方

じゃあ、どんな調理をすればさつまいもは美味しいの？と言うと…。

さつまいもは加熱することで甘さが出てきます。ただこの加熱というのも短時間ではなく、ゆっくりと低温（摂氏75度程度）で火を通すことで、より甘さを引き出せるという特徴があります。

 

なので調理の仕方としては電子レンジで素早く行うのではなく、じっくりと加熱できるオーブンの方が甘さを楽しめるということになりますね。

（もちろんレンジはレンジで手軽で簡単という利点があるので、その時によって調理の仕方を変えてみるのもいいと思います）

 

 

次に、美味しいサツマイモの選び方を紹介します。

 

蜜については、黒砂糖を溶かしたような黒っぽい色のものです。

これが両端や皮に多く滲み出ているサツマイモは甘い可能性が高いので、ぜひ選んでおきましょう。

ちなみに焼き芋の場合も蜜がたっぷり出ているものを選ぶと美味しいですよ。スーパーで手に取るときはぜひ確認してみてください。

 

形としては細いものではなく、見た目からしてサツマイモらしい形のもの（ラグビーボールのような、ひし形のようなもの）がいいです。

細長いサツマイモや、ヒゲ根がたくさんのものは繊維質なものが多いです。

 

また、サツマイモにはヘコんでいる部分が見られると思います。

ココが深いものはひげが固く、繊維質が多い可能性が高いので、なるべくこのデコボコが少なく綺麗なサツマイモを選ぶと良いと思います。

 

ちなみにサツマイモは新鮮なものより、ある程度寝かせたもののほうが甘さが強いという特徴もあります。

ほとんどの野菜では新鮮な方が美味しいというのが基本ですが、サツマイモに関しては保存したもののほうが甘くて美味しいのです。(*^^*)

 

 

  さつまいもの栄養

サツマイモは栄養の豊富な野菜であり、便秘の改善に役立ってくれる不溶性食物繊維や、美容に効果的なビタミンCなどが含まれます。

ちなみにビタミンCは鉄の吸収を高める効果もあるので、摂取することで貧血予防にもなります。

また食物繊維にはそしゃくの回数を増やし、食べた後に水分を吸って膨らむ特徴があるので、満腹感を高めたり早食い・食べ過ぎを防止することもできます。

 

サツマイモは炭水化物が多い野菜ではありますが、お腹いっぱいになりやすいです。

 

なので、時にはご飯の代わりとして食べるのもおすすめですよ。(*^^*)

 

  さつまいもの生食についてまとめ

さつまいもは生食はできるものの、加熱したものと比べて美味しくはないと思います。(^^;)

生でも毒はないのですが、基本はふかしたり煮たりなど火を通してから食べることをおすすめします。

 

サツマイモは低温でゆっくりと加熱していくとより甘くなります。なのでサツマイモの美味しさを楽しみたいときは、レンジよりオーブンでの調理法を選ぶなどの工夫がおすすめです。

美味しいサツマイモの特徴としては蜜がにじんでいるもの、太さがあるもの、などになります。

細いサツマイモは繊維質なものが多いので、できれば避けたほうが良いかなと思います。

 

なお、サツマイモは基本的に皮をそのまま食べられる野菜です。ただ、スイートポテトなどのなめらかな口当たりにしたいものは、皮を剥いてから使います。

サツマイモの皮の剥き方についてはコチラをご覧くださいね。