ピーマンって栄養ないの?赤色との違いや摂れる成分・栄養価は?
ピーマンといえば色んな料理に使える野菜ですが、あの苦味が好きになれないって方もいるのではないでしょうか。
子供なんかにとっては、とくに嫌いな野菜代表、みたいなイメージを持たれる野菜でもあります。(^^;)
そんなピーマンを、きちんと食べる必要があるかどうかを判断するには…やはり、栄養があるかどうかですよね。
ピーマンからしか摂取できないような栄養があるなら食事に加えたいものですが、ないなら無理して食べる必要はないよね?…ってことで、
このページではピーマンにどんな栄養が含まれているかについて、まとめてみました。
<今回の内容はコチラ>
- ピーマンって栄養あるの?摂れる栄養価は?
- ピーマンに含まれるカロリーと糖質
- 赤ピーマンと緑ピーマンの栄養の違い
- ピーマンを食べすぎるのって良くないの?
- ピーマンを茹でた場合の栄養について
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内容
ピーマンには栄養あるの?摂取できる栄養は?
ピーマンで特筆すべき栄養というと、美肌効果や抗ストレス効果のあるビタミンCですね。
このビタミンCは、ピーマンを100g食べれば76mgの摂取ができます。
ビタミンCは1日に摂取を推奨されている量が100mgなので、ピーマンを100g食べれば、1日のほとんどのビタミンCが摂れてしまう、ということですね。
ちなみに100gは、だいたい3個分くらいの重さです。
また、ビタミンKもそれなりに多いですね。ビタミンKはケガをしたときなどに血を止めたり、カルシウムが骨になる際に手助けをする効果があります。
ピーマンのビタミンKは、100gで1食分くらいを摂取できます。
ビタミンCやビタミンKを摂取できるピーマンは体にもいいと言えますが、この2つの成分に限っては別の食べ物でも代用はできます。
たとえばビタミンCなら、ピーマンより食べやすいパプリカのほうが豊富ですし、キウイなどのフルーツでも摂取できます。
ビタミンKに関しては、納豆を1パック食べれば1食分どころか、余裕で1日分の摂取ができます。
なので、ビタミンに関しては何も無理してピーマンから摂取する必要はないと言えます。
ピーマンの苦味は「クエルシトリン」
ピーマンが苦手と言われる原因って、あの苦味ですよね。(^^;)
ピーマンの苦味は「クエルシトリン」と呼ばれる成分が原因だと近年判明したそうです。
(正しくはクエルシトリンの渋味に、ピラジンという香気成分が加わると苦味が感じるようになるとのことです)
「こどもピーマン」はこのクエルシトリンが少ないので、名前の通り子供でも食べやすい種類です。
ただこのクエルシトリン、確かに苦さを感じさせてしまう原因になるのですが、ポリフェノールの一種なので健康には良いそうですよ。
効果としては高血圧を抑制したり、血流を良くしたりする作用があるので、食べられるなら食べたほうが良いのかも、ですね。
ポリフェノール自体もかなりの種類があって、健康への効果もいろいろです。
(たとえばブルーベリーで有名なアントシアニンもポリフェノールのひとつで、視力の回復に効果があると言われる)
何もピーマンから摂取できるポリフェノールだけが全てではないので、幅広く色んな種類の食品を食べるのが一番かと思いますよ。
ピーマンのカロリーや糖質は?ダイエット中に食べても大丈夫?
ピーマンはカロリーや糖質が低い食べ物で、100gあたりのカロリーが22kcal、糖質が2.8gです。
以前ピーマンの重さを量った所、1個の可食部が31gでしたので、1個の場合はカロリーが7kcal、糖質は0.87gです。
なのでダイエット中でも安心して食べられる野菜だと思いますが、カロリーの場合は油を使う料理(天ぷらや炒めものなど)に注意ですね。
野菜スープやサラダにしたほうがカロリーは抑えられるかも。(*^^*)
糖質制限の場合は調味料に気をつけて、砂糖やみりんは控えめにしたほうがいいですね。
赤いピーマンと緑のピーマンの栄養の違いは?
ピーマンというと緑色ですけど、赤いピーマンもよく食べられますよね。
赤ピーマンは緑ピーマンを完熟させたもので、同じものです。
赤ピーマンは成熟している分、甘みが強く食べやすいですが、収穫に時間がかかることや日持ちがしないので、緑に比べて出回る頻度は少ないです。
栄養価については、赤ピーマンはビタミンCが緑の2倍ほど含まれ、老化防止に効果があるとされるビタミンEは5倍ほど含まれています。
ただ、ビタミンKに関しては緑ピーマンのほうが豊富なので、いっしょに使ってみても良さそうですね。カラフルになりますし。(笑)
ピーマンの食べ過ぎはよくない?
どんな食べ物であれ、栄養のとり過ぎによる過剰症が心配ですよね。
食べ過ぎと言っても、どのくらいの量を食べるのかにもよるんですが、たとえば10個とか食べてしまうとしましょう。
ピーマン1個の重さが可食部で31gとすると、10個で310gになるわけですが、これだとピーマンだけで過剰症の心配がある栄養はないですね。
ビタミンCが235.6mgになって結構な摂取になってしまいますが、そもそもビタミンCは摂りすぎても数時間で排出されます。
1000mg以上の摂取で下痢を起こすと言われますが、ピーマンを10個食べるだけでは届く量ではありません。
ビタミンKに関しては多くとっても健康への害が見られないとのことなので、そもそも心配する必要はないでしょう。
なお、カロリーについては10個310gでたったの69kcalなので、この分だけで太ることはまずないです。
ピーマン自体の栄養やカロリーによって害が起こるというより、どちらかっていうとピーマンを食べる際の塩分とかを気にしたほうが良さそうです。
ピーマンを茹でると栄養はどうなる?
ピーマンに含まれるビタミンCなど、水溶性の成分は名前の通り水に溶ける特徴があります。
なので、茹でて食べると茹で水に栄養が流れ出てしまうので、気になる場合は電子レンジで加熱したり、汁ごと食べられる調理法(スープなど)をするのがいいでしょう。
レンジでのピーマンの茹で方についてはコチラをどうぞ。
まあ、いつも同じ調理法だと飽きちゃうので、栄養に関してのことは気にせずに食べる日があってもいいとは思いますけどね。(^^;)
ピーマンの栄養についてまとめ
ピーマンはビタミンCが結構多いのですが、ビタミンC自体は他の野菜や果物でも補えます。
言うなれば、ピーマンが野菜として好きであれば食べる価値はあるんじゃないかな~って感じですね。
ピーマンをレシピで使う際は、量がグラム数で書いてあることがありますよね。そういうときはこちらのページを参考にしてみてください。
私は子供の頃から普通にピーマン好きだったので、今でもよくスープや炒め物に入れてます。(*^^*)
でも、苦手なら無理に食べる必要はないですよ。
ピーマンが苦手で摂れない分のビタミンCやポリフェノールは、他の食べ物で穴埋めしていけばいいのではないでしょうか。
ポリフェノールも種類によって効果が違うので、どんな効能を得たいのかで摂る種類を決めてもいいと思います。
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