キャベツの千切りは【水にさらす・さらさない】どっちが良い?栄養はなくなるの?

キャベツといえば、千切りにしてトンカツなどの横に添えてあるのが定番の野菜ですね～。(`・ω・´)

千切りにしたキャベツって水にさらすことが普通のようになっていますが、「栄養価がなくなってしまうのではないか」と心配する方もいると思います。

せっかく食べるなら、健康を考えても栄養はできるだけとりたいですよね。

 

キャベツには水溶性の栄養が多いので、あまり長く水につけると流れ出てしまいます。

なので、水にさらすとしても短時間で済ませるのがポイントとなります。

今回はキャベツの千切りを水にさらすか・さらさないか？その疑問について見ていきましょう。

 

 

  キャベツの千切りは水にさらすと栄養がなくなる？

キャベツには様々な栄養があるのですが、ビタミンCなど水溶性の成分が多いです。

また、ビタミンUと呼ばれる、キャベツに含まれる胃もたれなどを予防してくれる特有の成分も水溶性です。

 

そのため千切りにした後、長時間水にさらすとせっかくの栄養が溶け出してしまいます。

冒頭でも言いましたが、キャベツの栄養価を活かすなら水にさらすとしても短い時間で行うことが大事です。

 

  そもそも千切りキャベツを水にさらす理由は？

千切りのキャベツは、水にさらすことで水分を吸収してシャキシャキとした食感を出すことができます。

水にさらさないまま放置するとしんなりとした状態となる上、茶色く変色してしまうので、これを防ぐため水にさらす必要があるということです。

 

つまりは切った後、加熱調理に使う場合は結局キャベツのシャキシャキ感はなくなります。

なので火を通すため切ったキャベツなら、わざわざ水にさらさなくてもいいかと思います。

（水にさらすのは、あくまでキャベツを生で食べる場合）

 

では、千切りのキャベツはどのくらいの時間水につけていいのでしょうか？

 

 

  水にさらす際にできるだけ栄養を失わない工夫

千切りにして水にさらすと、切った部分から水溶性の成分が出ていってしまいます。なので、水にさらすのは1、2分で済ませましょう。

このとき水は冷水を使うことがポイントです。冷たい水を使うことで、シャキシャキとした食感のいい千切りキャベツにすることができます。

 

冬なら水道から出る水でも十分冷たいのでそのままでもOKです。

夏などは氷水をつかったり、さらすための水をあらかじめ冷蔵庫で冷やしておいたりなど、工夫をするといいでしょう。

 

ちなみに食感だけなら、水をはったボウルに千切りキャベツを入れて冷蔵保存しても、シャキシャキのまま食べることができます。（日持ちとしては2、3日）

しかしこのやり方は栄養がボウルの水の中に流れ出てしまうのが心配ですね。

栄養より、手間が減ることや食感を重視したいときに使う方法かと思います。

 

なお、農薬などを心配して洗ったかどうかを気にしているだけなら、キャベツを千切りにする前の葉っぱの状態で洗っておくのがおすすめです。

 

  千切りキャベツの変色を防ぐ保存方法

キャベツの千切りは、何もしないで冷蔵庫で保存すると酸化して茶色く変色してしまいます。

 

 

これを防ぐには、以下の方法を試してみましょう。

 

  加熱調理はスープなどにするのがおすすめ

千切りキャベツを生のまま食べる場合はさらす時間に注意すると良いのですが、加熱して食べる場合は色んな調理法がありますよね。

その中でもゆでる方法の場合は、鍋を使用すると栄養が茹で汁の中に残ってしまうという難点があります。

 

そのため、キャベツをゆで野菜のようにしたい場合は電子レンジで蒸して作るか、茹で汁をスープに使うなどの工夫をするのがおすすめです。

（もちろん、キャベツをスープの具にするのもOKです）

スープなどにすると汁も最後まで飲めるので、キャベツの栄養を余すことなく摂ることができますよ。(*^^*)

 

加熱したキャベツの栄養についてや、電子レンジでの蒸しキャベツの作り方はコチラで書いています。

 

 

  キャベツの千切りを水にさらすかどうかについてまとめ

キャベツの千切りは水にさらしたほうが食感がよくなりますが、長くつけすぎると水溶性の栄養素が流れ出てしまいます。

そのため、長時間ではなく短時間さらすのがポイントとなります。

キャベツにはビタミンCやビタミンUといった体に良い成分もたくさん含まれていますので、できるだけ多く摂取できるといいですね。

 

ちなみに千切りキャベツは冷凍可能です。

ただし、そのまま冷凍するとシャキシャキ感がなくなってしまうので、塩をもみこむなどちょっとした工夫をしていきましょう。

千切りキャベツの冷凍方法についてはコチラをどうぞ。