いよかんの【食べ方・剥き方・切り方】!簡単なむき方と美味しいレシピ・使い方
いよかんってみかんが一回り大きくなったような見た目をしていますが、どんな食べ方をしたらいいのかって気になったことはありませんか?
美味しい果物ではあるのですが、みかんほどポピュラーというほどでもないので、皮はどうやって剥くのか?また、そのまま食べる以外でどんなレシピに使ったら美味しいのか?などという点は気になると思います。
なので今回は、いよかんの食べ方を皮の剝き方からレシピまで色々紹介していきたいと思います。
<今回の内容はコチラ>
- いよかんの皮の剝き方3つ
- そのまま食べる以外でのいよかんの美味しい食べ方アイデア・レシピ10個
- ┗甘いもの以外での食べ方3つ
- 皮の食べ方と利用方法
- 薄皮は食べるの?食べないの?
もちろん生で食べられますが、ひと手間かけれるならゼリーなどにしても美味しいので、ぜひ色んないよかんの食べ方を知っていってください。(*^^*)
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内容
いよかんの食べ方!皮の剝き方で簡単な方法【生での食べ方】
まずはいよかんの皮の剥き方を紹介します。
いよかんは多くの果物と同様に生のまま食べれるものですが、みかんと違って外の皮や房の薄皮が硬いのが特徴です。
なので、やり方を知らないと「どう剥いたら良いかな?」ってなると思います。
ここではできるだけ簡単に剥けるように紹介していきますね。(`・ω・´)
包丁や手で剥く【その1】
まずは包丁・手でむく方法の1つ目を紹介します。
いよかんの皮は硬いため、そのまま皮を少しずつ剥がすのは結構大変です。
なので↑の動画がわかりやすいのですが、一度皮ごと半分に割ってから中の房を取り出すのがおすすめです。
皮を取り除いて房をひとつずつに分けたら、てっぺんの筋張っているところから薄皮を剥けば、あとは食べられます。
コチラの画像はすでに剥いてある実ですが、てっぺんというのは赤い矢印のあたりです。
※画像ははっさくですが、いよかんも同じです。
このてっぺんのあたりにスキマがあれば手でもむきやすいのですが、ピッチリ閉じているとちょっとむきにくいんですよね…。
汁が飛んだりするし…。(´・ω・`)
なのでよりスムーズに剝きたいときは、薄皮がついた状態で先の画像の矢印の方向に包丁を入れるようにすると、ペラっと剝けるようになります。
(ゆるいV字に入れる感じです)
矢印部分のスジをしっかり端まで切り落とすのがポイントです。そうするとより剥きやすくなります。(*^^*)
なお外側の皮は半分に割る以外に、切り込みを入れてから剥くという方法もあります。
画像の赤線部分のように十字に切れ込みを入れれば、剥がしやすくなりますよ。(中の実を切らない程度に切り込みを入れてください)
私は↑の画像のようにいつも上部分だけ包丁を入れていますが、そのまま下まで切り込みを加えてもOKです。(そっちのほうが剝きやすいだろうし)
外側の皮が固いときは、切り込みを入れたほうが剝きやすいと思います。
包丁や手で剥く【その2】
次に、包丁と手を使った剝き方の2つ目を紹介します。
その1では外の皮を手で剥いていたのですが、こちらのやり方では全て包丁で剥いていきます。
動画ははっさくですが、いよかんも扱いは同じです。
手順としては、以下のようになります。
<包丁・手でのいよかんの剝き方その2>
- いよかんの上下を包丁で浅く切り落とす
- リンゴの皮むきと同じ感じで、白いところが残らないように全体の皮を包丁で剥いていく
- (すべて剥いた後、白いところが残っている場合は包丁で切り取ってください)
- 外の皮をむいたいよかんの上部に浅く切り込みを入れ(割りやすくなります)、半分に割る
- あとは薄皮をはがしながら実を親指で取り出していく
この方法では、最初に外側から皮や白い部分を包丁で取り除いてしまうので、綺麗に実を取り出せるのが利点です。
最後の薄皮も外側が取り除いてあるので、その1のやり方と比べて1個1個の手間が少ないかと思います。
「ムッキーちゃん」を使う
つづいて、「ムッキーちゃん」という道具を用いる方法を紹介します。
イメージとしては、包丁や手で剥く方法1つ目の包丁の代わりに、ムッキーちゃんを使っている感じです。
<ムッキーちゃんを使ったいよかんの剝き方>
- ムッキーちゃんを2つに分け、白い方のツメでいよかんの外の皮に数カ所均等に切り込みを入れる(お尻から根元まで、ザッと滑らせるように入れましょう)
- お尻側の中央から切れ目に沿って外の皮を剝き、中身の房をひとつずつに分ける
- ムッキーちゃんのオレンジ色の方を用意する。いよかんの房のテッペンをムッキーちゃんの溝にセットし、刃がある方へスライドさせる
- するといよかんのテッペン全体に切り込みが入るので、薄皮がスルッと剝ける
あとは繰り返すだけです。
包丁の扱いに慣れている方は「包丁や手で剥く【その1】 」のやり方でも出来ると思いますし、わざわざムッキーちゃんを揃えなくても剥くことは出来るのですが…。
利点としては包丁がいらなくなるので、食卓のテーブルの上ですべて済ませられるということと、包丁よりスムーズなのでたくさん剥くときも重宝します。
また、もともと包丁が苦手な方にもおすすめですね。(*^^*)
いよかんの使い方レシピ・アイデア!そのまま以外で美味しい食べ方は?
いよかんは剥いたらそのまま食べるのが一番簡単な食べ方ですが、同じ食べ方では飽きてしまうこともあるでしょう。
このようなときは、デザートやお菓子などにして、普通とは違った食べ方をしてみてください。
ここでは、そのまま食べる以外でのいよかんの食べ方アイデア・レシピを紹介していきます。
1:ゼリー
果物で何かデザートを作るとなれば、ゼリーは一番定番で簡単なレシピと言えるかもしれません。
買って用意する必要がある材料というのもせいぜいゼラチンくらいで、鍋で溶かしたらいよかんと混ぜて冷やすだけなので、お菓子系のなかでは手間も少ないかと思います。
2:ジャム・マーマレード
果物でお馴染みの使い方ですが、いよかんもジャムやマーマレードにできます。
ちなみにマーマレードというのは果物の皮が含まれているもので、入っていないのがジャムと分けられます。(なので、マーマレードのほうが苦味が感じられます)
マーマレードなら皮ごと使えますし、苦味を控えたいならジャムにするといいですね。朝食のトーストやヨーグルトに入れると良いかも。(*^^*)
3:ケーキ系(チーズケーキ、カップケーキ、パウンドケーキ)
ケーキ系はオーブンが必要なレシピも多いですが、お菓子として手間がかかっている印象がありますし「作った!」って感じしますね。(笑)
ぜひお茶の時間に頂きたいです。(*^ω^*)
混ぜるだけ☆伊予柑とバナナのカップケーキ by ひまわりともも
ホットケーキミックスでいよかんパウンド♪ by まめっちっち
オーブンを使わないレシピであると、コチラのレアチーズケーキなんかはいよかんの果肉と牛乳などの材料を混ぜ、冷やすだけです。
いよかんカップのレアチーズケーキ by caramel-cookie
4:砂糖漬け・はちみつ漬け
砂糖漬けやはちみつ漬けにすると、甘くないいよかんも美味しく食べられます。
ハチミツ・砂糖というのがもともと甘さを足すものなので、美味しくないいよかんでぜひお試しを。(笑)
料理名:いよかんの砂糖漬け
作者:ラズベリっち
■材料(1人分)
いよかん / 1個
ハチミツ / 大さじ1
砂糖 / 大さじ1
レモン / 小さじ1/2
■レシピを考えた人のコメント
いよかんの皮を剥いたら水分があまりなくパサパサで、甘くなかったことはありませんか??
いよかんを少しでも美味しくしっとり甘くさせました♪
料理名:あっさりしたいよかんのハチミツ漬け
作者:johnny_bean
■材料(4人分)
すっぱいいよかん / 2個
ハチミツ / 大さじ1
お湯 / 1カップ
■レシピを考えた人のコメント
酸っぱいみかんが好きな人でも、さすがにこれはちょっと…ってゆうレモン級のそれらを助けます。
5:スムージー、ジュース
スムージーやジュースはミキサーに入れて混ぜるだけで作れるので、とても簡単ですね。
食欲がないときでもドリンクなら飲めますし、手軽な栄養摂取になります。いろんな組み合わせを考えるのも楽しいですね。(`・ω・´)
作者:ココアケア
■材料(1人分)
いよかん / 1/4個
りんご / 1/8個
ポッカレモン / 1ふり
トマト / 1/4個
★トマトジュース、オレンジジュース / 各50cc
★りんごジュース / 50cc
■レシピを考えた人のコメント
フレッシュな野菜とフルーツジュース
2106
6:パン
いよかんとパン?ってあまりつながらない組み合わせのように思えますが、柑橘類特有のさわやかな風味はパンと合うんです。(*^^*)
パンならこれだけでお腹いっぱいになるので、おやつだけでなく朝食にもおすすめなレシピです。
料理名:いよかんのクリームパン
作者:だんばた
■材料(10個分人分)
A 強力粉 / 300g
A ドライイースト / 6g
A 砂糖 / 25g
A 塩 / 小さじ1/2強
A スキムミルク / 大さじ2
A マーガリン / 25g
A 卵 1個 + 水 / 190~200g
●カスタードクリーム● /
B 卵黄 / 2個分
B 牛乳 / 200cc
B 砂糖 / 40g
B コーンスターチ / 15g
★コアントロー / 大さじ1/2
いよかん (一房ずつむいておく) / 1個
溶き卵 (てり用) / 少々
■レシピを考えた人のコメント
手作りならでは。カスタードクリームにバターはカットして、オレンジ風味の、さわやか味にしました。
7:ムース
ムースは作り方がゼリーと似ていますが、牛乳や生クリームを使うのでゼリーよりなめらかになります。
牛乳・生クリームのまろやかな味にいよかんのさわやかな甘さと酸味はよく合うので、ゼリーに慣れたら作ってみると良いかも。(*^^*)
8:ヨーグルト
単純に、皮を剥いたいよかんをヨーグルトに入れて食べるだけでも美味しいですよ。
みかんやりんごなど、果物は全体的にヨーグルトと相性がいいですね。
無糖のヨーグルトだと、いよかんの甘酸っぱさが際立っていいかも?(好みですが。笑)
料理名:ヨーグルト
作者:ドキンちゃん0298
■材料(1人分)
プレーンヨーグルト / 80g
ハチミツ / 大さじ1~
いよかん / 6つ~
シナモンシュガー / 1振り~お好み量
■レシピを考えた人のコメント
ヨーグルトの甘さの中に、酸味もちょとある、ヨーグルトかな。
9:タルト
ケーキの一種のような扱いですが、タルトは果物をたっぷり乗せられるので、フルーツタルトが好きならおすすめです。
果物のみずみずしさが、タルト生地とよく合って美味しいんですよね。(*^^*)
コチラオーブンを使いますが、いよかんの他にオレンジなど好きな柑橘類で作れるレシピです。↓↓
10:包み焼き
変わったアイデアとして、餃子の皮でいよかんとクリームチーズを包んで焼くというレシピがあります。
甘いものとなると冷たいものに寄りがちなので、温かく食べたいなら良いレシピだと思いますね。(`・ω・´)
甘いもの以外(食事系)のレシピ
1:サラダ
皮をむいたいよかんを、サラダに入れるという使い方もあります。
果物が入ったおかずというのは賛否両論がありますが(りんごサラダとか酢豚のパイナップルとか)…苦手でなければ、さっぱりとした伊予柑はサラダと相性いいですよ♪
2:ドレッシング
ドレッシングも意外な使い道ですよね。
でも、オレンジが入ったドレッシングというのもありますし、伊予柑がドレッシングになってもおかしくはないんじゃないかな~と思います。
デザート♡みたいなジュレ♪ドレッシング~ by ふんわりしょこら
3:トースト、食パンに乗せる
いよかんを乗せたトーストなら甘いものに分類されるのかな~?って感じですが、トースト・食パンは朝食として食べるってことが多いので、食事系での紹介です。
パンと果物って結構合うんですよね。いちごのサンドイッチとか美味しいじゃないですか。(*^^*)
いよかんの皮の食べ方や利用方法
いよかんの外側の皮がもったいない、と思う方もいると思います。
いよかんの皮を使えるレシピとしては、以下のようなものがあります。
- 砂糖で煮る(伊予柑ピール): 伊予柑ピール by noix-mama
- マーマレード
- 伊予柑ピールをパウンドケーキやパンなどに入れる
お砂糖で煮た伊予柑ピールは、パンやケーキなどのお菓子に入れられる便利な食材となります。
また、溶かしたチョコをつけてから冷蔵庫で冷やせば、見た目もきれいな伊予柑のピールチョコの出来上がりです♪
やり方をちょっと変えて、お湯で溶かしたチョコレートを型に流したら、細かく刻んだいよかんピールを加えて固めても美味しそうですね。(バレンタインに良さそう)
なおマーマレードは先に紹介してはいますが、実は入れず皮だけを使ったレシピというのもあります。
料理名:いよかんジャム
作者:noono♪
■材料(1瓶人分)
いよかんの皮(ノーワックス) / 2個
グラニュー糖(上白糖でも) / 工程3で処理後の皮の50%
水 / 200cc
■はちみつ / 小さじ2
■レモン果汁 / 小さじ1
■レシピを考えた人のコメント
捨てるのはもったいない(>_<)
皮だけでもとってもおいしいジャムが出来ます!
いよかん以外でももちろん出来ます✿
これなら実はそのまま食べたいという人でも、ジャムを作れますね♪
また、皮は天日干ししてからネットに入れ、お風呂の時に使えば入浴剤の代わりになります。
食べる以外で何か使えないかな~という人は、ぜひ行ってみてくださいね。(*^^*)
いよかんの薄皮は食べる?食べない?
今回は薄皮を剥く方法も紹介しているのですが、いよかんの薄皮自体は食べても問題はありません。
むしろいよかんの薄皮には栄養が多く、便秘解消に効果的な食物繊維のペクチンや、ペスペリジンと呼ばれる血圧の上昇を防いでくれる成分が含まれているので、できれば食べたほうが良いとは言えます。
(ちなみに伊予柑のペクチンは、薄皮のほうが果肉の約4倍含まれていると言われます)
ただいよかんの薄皮は結構固く、また苦味もあるので、基本的には剥いておいたほうが美味しく食べられるのではないかな?というのが剥く理由です。
みかんでは薄皮が気にならないという人でも、いよかんではちょっと食べづらいなんていう場合もよくあると思うので…。
一度薄皮もいっしょに食べてみて、固さや苦味が気にならないなら剥かないで食べるようにする、とすればいいのではないでしょうか。
栄養面から食べる利点はありますし。(^ω^)
みかんでさえ薄皮を剥く人もいるわけですし、剥くか剥かないかはお好みでどうぞ。(*^^*)
いよかんの食べ方についてまとめ
いよかんはみかんと違って外の皮・房の薄皮どちらも硬いので、剝きづらいときは包丁を用いるのがおすすめです。
やろうと思えば手だけでも剥けなくはないのですが、とくに房の薄皮はテッペンがぴっちり閉じていると苦戦します(私が不器用だからかもですが汗)。
このようなときは、包丁でゆるくV字に切り込みを入れ、テッペンの筋を切り落としてあげるとペラッと剥けます。
また、外側の皮を先にすべて包丁で切り取ってしまう方法や、ムッキーちゃんという便利な皮むき器を使う方法もありますので、良さそうと思った剝き方で挑戦してみてください。(`・ω・´)
今回、そのまま食べる以外での食べ方のアイデアも紹介しましたが、ケーキやタルトといったレシピはお菓子作りが好きならおすすめです。
ヨーグルトに入れるだけとか、ゼリーとかならあまり手間もかからないので、一工夫だけでいよかんの別の食べ方がしたいというときにお試しください。
なお、薄皮は基本的に剥いておいたほうが美味しいとは思いますが、食べちゃいけないわけではありません。
むしろ栄養価が高い部分なので、食感など気にならない場合は食べるようにしたほうが良いですね。
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