小松菜の下処理方法!下茹では必要?切り方や美味しい食べ方は?
小松菜は栄養価が優れていて、炒めものなどにして美味しく食べられる野菜です。
小松菜を自分で料理に使う場合は、まずは下ごしらえをするわけですが、具体的な下処理って何をしたらいいでしょうか?
アク抜きは必要なのかとか、根元はどのように洗ったらいいのかなど、気になる点は多いと思います。
<今回の内容はコチラ>
- 小松菜の下処理の仕方と手順(下茹での有無、洗い方、切り方)
- 小松菜の食べ方やレシピ
- 保存方法、保存期間、冷凍の仕方
今回は小松菜の基本的な下処理方法をメインに書いていきたいと思います。
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内容
小松菜の基本的な下処理方法と手順
小松菜の下処理の手順としては、以下のようになります。
- 小松菜を水で洗う
- (茹でる場合は、鍋で塩ゆでする)
- 料理に使うサイズに切る
それぞれの手順を詳しく書いていくわけですが、まずは下茹でが必須であるのかどうか(生でも食べれるのかどうか)、について最初に説明したいと思います。
小松菜は生でも食べられる?下茹での必要性とシュウ酸の心配は?
小松菜ってほうれん草によく似た見た目をしていますよね。
なので、調理に使う前に茹でる必要があるのではないか、と思う方もいらっしゃると思います。
ですが、結論から言ってしまえば、小松菜に下茹では必要ありません。
なぜかというと、ほうれん草に下茹でが必要なのは「シュウ酸」と呼ばれる成分が含まれているからです。
これはえぐみや結石の原因になったり、栄養の吸収を妨げると言われます。
このシュウ酸は水溶性なので、ほうれん草を茹でることである程度取り除くことが出来ます。
一方で、小松菜にはシュウ酸はほとんど含まれていないので、とくにアク抜きをしなくても食べることが出来ます。
なのであまり一般的な食べ方ではないですが、小松菜は生でもサラダなどにして食べられますよ。(*^^*)
小松菜のシュウ酸や生食についてはコチラでも詳しく書いています。
ただ、アク抜きが必要ないと言っても、時々苦い小松菜に当たることがあります。
これの原因としては旬の時期(小松菜の旬は12月から2月の冬)以外に買ったものだったり、たまたまアクが強いものに当たってしまった場合などです。(あとは肥料の問題だったりする)
夏など旬以外に販売されている小松菜は甘みや旨味といった美味しさが少ないので、苦味が目立ちやすくなってしまいます。
なので、気になる場合はボウルに水を張って、小松菜を10分ほど浸けておきましょう。
先にも言ったようにシュウ酸は水溶性なので、こうすることで苦味を外に出すことが出来ます。
もちろん、ほうれん草と同じように茹でても良いです。茹でたらそのままおひたしなどで食べてもOK。
茹でた小松菜の食べ方としては以下でも書いています。
また、通常の小松菜よりアクが少ないサラダ小松菜という品種もあるので、旬以外の時期はコチラを使うのもいいかもしれないです。
小松菜の洗い方
下茹での有無についてわかったところで、まずは洗い方を紹介したいと思います。
といっても小松菜の洗い方としてはほうれん草と同じなので、根の部分を特にきちんと洗っていきましょう。
- 小松菜にひげ根がついていれば取り除く(無い場合もアリ)
- 根元に十字の切り込みを入れる(汚れが落としやすくなり、火も通りやすくなります)
- 小松菜の根元を丁寧にしっかりと洗い、葉っぱなど全体も洗う
根元の洗い方としては、茎を指で広げたり、振ったりして洗うと取れやすいでしょう。
なお、水を張ったボウルに少しの時間浸けておけば根元の汚れも落としやすくなりますよ。
先に紹介したようなアク抜きにもなる上に、みずみずしくもなるので、ひと手間かけられるならやっておくと良いと思います。
ちなみに根元の汚れを落とすのが面倒な時は、最初に根元を切り落としちゃって、ばらしてから洗うとスムーズになります。
ただこの後に茹でる場合は、鍋の中でバラバラになって加熱後切りにくくなる可能性がありますね。炒め物とかなら問題はないんですけどね…。
なので、この場合は料理に使うサイズに切ってから茹でてもOKかと思います。あとは和え物などにしても美味しく食べられますよ。
小松菜の切り方
小松菜の切り方としてはほうれん草と同じで、根元を切り落として横にざく切りにするだけでほとんどの料理に使えます。
洗う時に根元を切った方は、小松菜の向きを整えてからカットすればOKです。
ざく切りの際の幅についてなのですが、3cm~4cmくらいの大きめサイズだと炒め物などの存在感を出したいレシピに向いています。
1cmくらいの小さいサイズだとそうですね、スープなどの汁物に使うことがありますね。まあスープだとゴロッと野菜が入っていたほうが美味しいってこともあるので、お好みですが。(笑)
あとはチャーハンや混ぜご飯など、具材が小さい方が食べやすいレシピだと、細かく切ります。
小松菜の美味しい食べ方・レシピ
では、洗い方や切り方がわかったので、次は小松菜をどんな料理に使うと美味しいのかっていうのも知りたいですよね。
小松菜も用途が色々ですが、ざっと挙げてみると、
- 炒め物
- お味噌汁やスープ(汁物)
- パスタ
- おひたし
- 和え物やナムル
- 生でサラダやスムージー
- チャーハン、混ぜご飯
などですね。
先に説明しましたが、小松菜はシュウ酸が少ないので生のままサラダやスムージーにすることが可能です。
小松菜で定番の料理としては、炒め物は多くのレシピが見つかります。サッと作れるものが多いので、調理に時間がかからないのも魅力ですね。(*^^*)
ちょっと意外なところだと、チャーハンや混ぜご飯といったご飯系レシピにも加えられます。
主食と一緒に小松菜の栄養をたっぷり摂ることが出来ます。いっしょに卵やお肉も入れると、タンパク質も取れてバランスが良いかと。(`・ω・´)
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小松菜の保存方法と日持ち、冷凍の仕方
買ってきてすぐに使わない場合は、根元を湿らせたキッチンペーパーで包んでからビニール袋に入れて、野菜室で立てて保存します。
この場合の日持ちは目安として3日から4日くらいですが、食べきれない場合は冷凍することも出来ます。
小松菜の冷凍方法としては、生の状態と茹でてからの方法の2つあります。
まず生の小松菜を冷凍する方法ですが、料理で使いやすいサイズに切っておき、水分を拭き取ったら、フリーザーパックに入れて冷凍します。この場合の保存期間としては1~2週間ほどとなります。
茹でてからの冷凍方法は、小松菜を15秒~20秒ほど軽く茹でてからしっかり水気を切り、使いやすいサイズに切ります。
そうしたらラップで小分けにして、フリーザーパックに入れ、冷凍庫に入れます。こちらの保存期間は3週間くらいです。
小松菜の下処理方法まとめ
小松菜は基本的に下茹では必要なく、洗ってざく切りにすれば料理に使うことが出来ます。
とくに根元に汚れが残りやすいので、よく洗うように意識してくださいね。
ほとんどのレシピではざく切りにして小松菜を使いますが、大きめに切るか、それとも小さめに切るかは調理の仕方によって変わります。
だいたいの場合は3cm~4cmくらいに切ればOKではありますが、チャーハンなどのご飯系では小さめに切ったほうがいいので、レシピに合わせてみてください。
小松菜はアク抜きのために茹でるのは必須ではありませんが、そうではなく、茹でて小松菜を食べたいという方はコチラをどうぞ。
小松菜がシャキシャキに仕上がる茹で時間や、茹でた後の食べ方についても書いています。
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