小松菜はシュウ酸が多い?生で食べても大丈夫?ほうれん草との栄養の違いについて
小松菜はほうれん草と見た目が似ているので、もしかしたらシュウ酸が多いのではないか?と心配になりませんか?
小松菜は加熱調理に使われることが多い野菜ですが、シュウ酸が多いなら生では食べないほうが良いですし、他の料理に使う場合も一度茹でる必要がありますよね。
はたして小松菜は下茹で必須の野菜なのでしょうか?
<今回の内容はコチラ>
- 小松菜にシュウ酸は含まれるのか
- 小松菜は生で食べられる?
- 小松菜とほうれん草の栄養・カロリー・糖質の違い
今回は小松菜に含まれるシュウ酸の量と、小松菜は生食が出来るのか?について書いていきたいと思います。
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内容
小松菜にシュウ酸は含まれる?量はどのくらい?
では気になる小松菜のシュウ酸ですが、小松菜100gあたりに50mg含まれます。
小松菜は1束の重さが目安として300gくらいなので、1束のシュウ酸の量は150mgほど、ということになりますね。
一般的にシュウ酸が多いと言われるほうれん草ですが、コチラはなんと100gで800mg含まれますので、ほうれん草と比べると小松菜は圧倒的に少ないのではないでしょうか。(・ω・´;)
(ちなみにほうれん草1束の重さは、目安ですが200gほど。なので1束のシュウ酸の量は1600mgになります)
シュウ酸の影響で結石ができるには、生でほうれん草を1kg以上毎日食べる必要がある、とも言われますが…元々あまり体にいいものではないと思いますし、そもそもアク抜きしないと味も良くないですから、ほうれん草の場合は一度茹でてから食べましょう。
(シュウ酸は水溶性なので、ほうれん草を食べる前に下茹でという手段を取ることによって、ある程度除去することができるのです)
ほうれん草を茹でずに食べたい時は、サラダほうれん草という生食向けの品種があるので、コチラを使うのがおすすめ。
ちなみに、キャベツやレタスといった生食が普通にされている野菜でも、100gあたりでシュウ酸が300mg含まれています。
そう考えると、小松菜って全然問題ないですよね。(^^;)
小松菜は生でも食べられる?
というわけで小松菜はシュウ酸が少ないので、アク抜きをしなくても食べることは出来ます。
たとえばスープに入れる場合も、ほうれん草の場合は基本的に別の鍋で下茹でしてからスープの鍋に入れますが、小松菜の場合は生の状態で入れてOKです。
茹でておひたしにしても美味しいですけどね。小松菜の場合、茹でるのは下茹でではなく調理法のひとつですね。
また、あまりイメージはないですが小松菜は生で食べることも可能です。
使い方としては、小松菜を水で洗ってから使いやすいサイズに切るだけなので、生で食べれるという点を見るとほうれん草より使いやすい野菜かもしれませんね。
生食だと、水溶性の栄養が下茹でによって失われないという利点もありますし。(*^^*)
小松菜は根元の密集した部分に汚れが溜まりやすいので、しっかりと洗うか、面倒な時は切り落としちゃってもOK。
あとはドレッシングや、オリーブオイルなどで和えても美味しいです。
生で食べる場合のレシピ
生の小松菜は火を通していない分、シャキシャキ感を楽しめる食材となっています。
生で食べたことがない人は多いと思うので、一度サラダで食べてみるのはどうでしょうか~。
ゆで卵やトマトなど、他のサラダ向けの食材と合わせて食べても美味しいですよ。
また、スムージーに使うという手段も。
ドリンクにすればササッと栄養補給できますので、食欲がないときにもおすすめの食べ方。
小松菜とほうれん草の栄養の違いは?
見た目が似ている小松菜とほうれん草ですが、栄養面については違いがあります。
美容に欠かせないビタミンCはどちらも量に大きく違いはありませんが、例えば小松菜には骨を作るカルシウムや、貧血予防に欠かせない鉄分などがほうれん草より多く含まれます。
野菜でカルシウムが多いのはちょっと意外ですよね。(牛乳のイメージが強い)
鉄分もほうれん草の方が有名ですが、実は小松菜のほうが多いのです。(笑)
対してほうれん草は、老化防止や冷え性などの改善に役立つビタミンE、精神安定などの効果があるマグネシウムが小松菜より多いです。
どれも体に必要な栄養ですから、片方に偏らないで、両方食べるのが良いですね。
カロリーや糖質面では?
では、カロリーや糖質の面ではどうなのかな~と思ったので比較してみました。
<小松菜100gあたりのカロリーと糖質>
- カロリー:14kcal
- 糖質:0.5g
<ほうれん草100gあたりのカロリーと糖質>
- カロリー:20kcal
- 糖質:0.3g
カロリーが低いのは小松菜ですが、糖質が少ないのはほうれん草、って感じですね。
うーん、でもまあ、どちらもそこまで大きく違っているわけではないですね。両方ダイエット向けです。
下茹でが必要ない分、小松菜のほうが調理はしやすい印象ですが、ほうれん草は含まれている栄養の傾向が小松菜と若干違うので、まんべんなく加えるのが一番でしょう。
小松菜のシュウ酸についてまとめ
小松菜はほうれん草と違ってシュウ酸が少ないので、アク抜きを目的とした下茹では必要ありません。
スープなどを作る際にもそのまま入れてOKです。茹でる必要がないっていうのは、手軽に使えていいですね。
もちろん生食もOK。小松菜のシャキシャキ食感が好きな方は、一度サラダにしてみてもいいと思いますよ。
意外ですが、むしろシュウ酸はレタスとか生食が普通な野菜のほうが多かったりします。(^^;)
小松菜を茹でる…というときは、主におひたしなどにして食べたいときですね。
もちろん茹でるのも美味しい食べ方ですので、茹で時間を知りたい時はぜひコチラのページをどうぞ。↑
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