お米に虫がわいたら食べられる?対処法や予防方法は?
ご飯を炊くため、ふとお米の中身を見ると虫が発生していた!という状況は、とても不快なものですよね…。
お米は食べ物なので、虫が湧いてしまったら食べて大丈夫なのか…とか、捨てるのももったいないですし、気になるところですよね。
<今回の内容はコチラ>
- 虫がわいたお米は食べられる?
- 虫が発生したお米を食べる場合の対処法
- お米に湧く虫の種類
- 虫の発生を予防するお米の保存方法
結論から言えば、虫が発生してしまってもお米は食べられます。
が、虫を口にしたい人は基本あまりいないと思うので、きちんと取り除くことが必要になります。
今回はお米に虫が発生した場合の対処法から、お米の中で虫を見ないための予防法まで紹介していきます。
このページの内容を試して、ぜひお米の虫対策ができるようになっていってください。
(`・ω・´)
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内容
虫が湧いてしまったお米は食べられる?
冒頭でも言いましたが、虫が湧いてしまってもお米は食べることは可能です。
お米の中に発生する虫は、米を食べる害虫ではあるものの、病気とか毒とかがあったりするわけではないです。なので、食べてしまっても健康への害はありません。
ただ、やはり白いお米の中にうごめく虫、というのは不快極まりないですよね…。
ご飯を炊こうとして不意に虫を発見してしまったら、悲鳴をあげたくなります。(´Д`;)
なのでこの中のお米を食べる場合は、しっかりと虫を取り除いたり、洗ったりすることが必要になるでしょう。
次で紹介する方法を試してみてください。
虫が湧いたお米を食べるならどのようにする?対処法は?
天日干しにする
コクゾウムシという小さくて黒い虫が湧いている場合は、天日干しで追い出すことができます。
やり方は、まず太陽の当たる場所に新聞紙やレジャーシートなどを敷き、その上でお米を広げます。(虫が湧いたお米を全部広げるのに余裕のある範囲で敷いてください)
このとき、できるだけお米が重ならないように薄く広げましょう。そうすると、隠れている虫も追い出すことができます。
日差しに当てていると虫が出てくるので、30分~1時間くらい経って追い出した後にお米を回収してください。
お米をしっかり広げないと虫が残ってしまうので、スペースは十分に用意してくださいね。
なお、コクゾウムシではない、イモムシのような虫の場合は割り箸などで取り除きます。
ザルを使ってふるう
お米が落ちないくらいの目のザルに入れてふるいにかけることで、虫や虫のフンなどを落とすことができます。
下には新聞紙やチラシなどを敷くと、後々の片付けが楽になりますよ。
水でよく洗う
通常のお米であれば食べる前に洗うと思いますが、虫が発生してしまったお米は普段よりしっかり洗うようにしましょう。
水で洗うことで、虫や虫に食べられたお米が浮いてきます。
虫が食べていないお米は水に沈んだままになるのですが、洗っても洗っても浮いてくるお米は虫が食べて軽くなっているので、取り除くといいでしょう。
虫が入ったお米ってことで気になる場合は、何度も洗うといいですよ。(^_^;)
お米の容器をきれいにする
お米を入れていた容器は、中身をすべて出した後に水などできれいにしておきましょう。
虫の卵とかも残ってる可能性があるので、しっかりと洗ってください。
洗ったら新しいお米を入れる前に、きちんと乾燥させてくださいね。カビなどの原因になりますので…。
お米に湧く虫の主な種類
コクゾウムシ
体が黒く、頭が象のような、カブトムシの形にも見える虫であればこのコクゾウムシです。
大きさが2~3mm前後で小さく、お米に穴をあけたり食い荒らしたりするので、コクゾウムシが食べたお米は水につけることで浮いてきます。
コクゾウムシは15℃以下で増殖や育つことができなくなるため、お米を低温で保存するのが有効です。
ノシメマダラメイガ
幼虫のような、イモムシのような白い体の虫が発生していたら、このノシメマダラメイガ(蛾の幼虫)の可能性が高いです。
お米を食べるのは幼虫の方です。成虫はお米を食べませんが卵を産み付けるので、放置すると増殖していきます。
幼虫はサナギへと成長する過程で白い糸を出し、お米同士をくっつける特徴があるので、糸でつながれた米粒を発見した場合はこの虫が発生しています。
虫が発生しないようにするお米の保存方法!予防するにはどうしたらいい?
涼しいところで保存する
お米に発生する虫は気温が15℃以下になると増殖しなくなるので、涼しいところで保存することが有効です。
ご家庭であれば、冬だけ暖房のかからない場所に置けば大丈夫ですが、春・夏・秋で一番いいのは冷蔵庫でしょう。
炊いたあとのお米(つまりご飯)だと冷蔵庫保存というのは味が落ちるので適しません。
しかし炊く前のお米の状態であれば、お米も気温が高いと劣化が早まりますので、冷蔵庫で保管するのはおすすめです。
密閉容器に入れる
虫が侵入できないような容器に入れることも有効です。
密閉されていれば外部からの虫の侵入を妨げることができるので、ご家庭であればペットボトルが一番身近で使いやすいと思います。
お米の保存に使える容器もいくらかありますね。
- ペットボトル
- 米びつ
- ジップロック
- フタ付きのタッパー など
米びつの場合は冷蔵庫の中で邪魔になりやすいので、ペットボトルなら整理しやすいと思います。
少量のお米や小分けにして冷蔵庫へ入れたい場合は、ジップロックやフタ付きのタッパーに1回分ずつ入れるって方法もあります。
とうがらしを入れる
とうがらしはお米の中に入れるだけで虫が嫌うので、手軽で簡単な方法です。
入れ方はまるごとか、あるいはちぎってからそのまま入れてもいいです。私の家ではお茶だしパックに包んでからお米に入れています。
ただ、とうがらしは虫を殺すのではなく、外からくる虫への対策なので、その点は注意です。
お米の虫についてまとめ
虫が湧いても食べられないことはないですが、できれば、はじめから発生しないようにするのが気分的にも一番だと思います。
まあ一応、野菜とかにも育つ段階で虫がついたりするわけですし、お米につく虫も毒性はないので、しっかり取り除けば食べることはできます。
ただ、本当に虫嫌いであれば、もったいないですが食べないという選択肢もありますね…。
うごめく虫を見た後ですから、気分が悪いのも当然です。「とてもで食べる気分にはなれない!自分は処分する!」なんていうのも、ひとつの判断です。
虫を取り除くのも手間がかかりますからね~。時間も財産ですよ。
そういえば、お米って「精米年月日」の表記だけで、賞味期限が書いてないですよね。
どのくらいの期間食べられるのかこちらでまとめていますので、保存方法を知るついでにぜひご覧ください。