おせち料理はいつ食べるの?日にちは元日と大晦日どちらが正解?時間帯は朝,昼,晩のいつ?
黒豆や伊達巻、エビなどの縁起のいい食材が詰められたおせち料理は、豪華な印象があって年末年始ならではの料理という感じですよね。(*^^*)
ですがこのおせち料理って、いつ頃食べたらいいものなのかってふと疑問に思うことはないでしょうか。
おめでたいときに食べるものというのは何となくわかるので、お正月か大晦日あたりかな?なんてアバウトには思いますが、このどちらの日で食べたらいいかっていうのは、ちょっと分かりづらいですよね。
なので今回は、おせち料理をいつ食べたらいいのかについて詳しくまとめてみました。
<今回の内容はコチラ>
- おせち料理はいつ食べる?元日と大晦日どちらが正解?
- おせち料理を食べるのは朝・昼・晩どの時間帯?
また、食べる時間帯はいつ頃がいいのかについても書いていきますよ。
【関連ページ】
おせち料理はいつ食べる?日にちは元日と大晦日どっち?
おせちは元日(お正月)と大晦日のどちらで食べるものなのか?というのは、実はどちらでも良くて、どっちも正解です。
一般的には元日に食べることが多いと言えますが、大晦日に食べる地域もあります。
詳しく見ていきましょう。
元日の場合
まずは元日の場合です。
この日は年が明けておめでたい日ですが、一般的には元日からおせち料理を食べ始めるパターンが多いです。
「大晦日は年越しそばをメインに食べるからおせちなんて入らないよ~!」というのもありますが(笑)、以下のような理由もあるからとされています。
- 正月の三が日には料理をしてくれる女性にゆっくり休んでもらおう、という意味
- 正月に火を使ってはならないという平安時代の風習から
おせちには日持ちする料理も多いわけですが、その由来というのが上の2つの理由にあるからとも言われます。
平安後期の風習として、「火の神さまである荒神を怒らせないように、お正月には火を使ってはならない」「神さまが訪れた新しい年に台所で騒ぎ立ててはならない」というのがあります。
普段は家事で忙しい女性を休ませるため、という意味でも、料理ができないお正月用に日持ちするおせちを用意する、ということですね。
またお正月にはかまどの神さまに休んでいただくという意味や、地域によっては正月に刃物を使わない=料理で包丁を使わない、とするところもあります。
刃物というのはモノを切るために扱うものなので、「良いご縁」まで切ってしまうのを避けるためですね。
大晦日の場合
次に大晦日の場合です。
この日は年越しのためカウントダウンをしたりと盛り上がる日でもありますが、北海道など地域によっては大晦日におせち料理を食べることもあります。
なぜ大晦日におせちを食べるのか?というのは、大晦日を「お年取り」と呼んで、おせち料理やお寿司など豪華な夕食を食べる風習があるからだそうです。
「お年取り」というのがどういうことか、調べてみると、以下のような説明があります。
新年を迎えること。また、大晦日 (おおみそか) または節分の夜に年を取ることを祝って行う儀式。
引用元:goo辞書「年取り(としとり)の意味」
昔は年齢というのが誕生日ではなく、年が明けた瞬間みんなでひとつ年を取ることになっていました。
年取りとなるのは元旦であったりとか、地方によっては節分や大晦日であったりするようです。
つまりはみんなでひとつずつ年を取ることをお祝いして、家族が揃って豪華な料理を食べる行事を「年取り」と呼んでいるわけですね。
またウィキペディアにはこのような記述もあります。
御節料理は元来は大晦日から元旦にかけての年越しにおいて食べるものであったとされる[8]。北海道・東北など一部の地方では、歳迎えの儀として大晦日に食べる風習が残っている[13]。
引用元:ウィキペディア「御節料理」の項目
ということは、本当なら大晦日に食べるほうが正解なのかも?しれませんね。
私も東北人ですが、うちでは30日くらいから伊達巻や紅白かまぼこといった料理が出る感じですね。(スーパーで出始めると食卓にも並ぶ感じです。笑)
ただ私の家庭ではおせち料理は重箱に詰められたものと言うか、おせち料理に使われる食材を使った「おせち風の料理」が並ぶという感じだったので…本来のおせち料理と同じ扱いなのかはちょっとわからないんですけどね。(汗)
話を戻して…大晦日におせち食べちゃったら翌日1月1日は何を食べるんだ?という感じですよね。
これに関してはおせち料理の残りの分や、お雑煮などを食べるのだそうです。
お年取りの日は、おせち料理に加えてお寿司や年越し蕎麦など、とにかく豪華な食事になるそうなので…おせち料理を1日で食べ切れないんじゃないかと思います。
おせち料理を食べる時間帯は朝・昼・晩のいつ頃?
おせち料理をお正月と大晦日に食べるパターンがあることはわかりましたが、では時間帯はいつ頃なのか?という疑問もありますよね。
まず元日の場合ですが、一般的には朝に食べ始めるということが多いです。
年が明けて一番最初の食事から、縁起のいいおせち料理を食べ始めるというのは縁起を担ぐという意味でもいいと思いますね。(*^^*)
また先に由来を紹介したように、もともとおせちは料理ができないお正月のために用意するものでもあるので、最初の食事である朝から食べるのは筋が通っていると言えるんじゃないかと思います。
次に大晦日の場合ですが、先に書いた「お年取り」の行事では、大晦日の夜からおせち料理を食べます。
なので、大晦日では晩ごはんとしておせち料理を食べ始めることが多くなっています。
ただ、時間としては必ずしもこのパターンでなければいけないわけではないです。
たとえば朝食べきれなかった場合は昼も出したり、なくなるまで毎食食べるということもあります。
また外出していて忙しい場合(初売りとか)や、親戚が集まる時間の都合から、夕食や昼食としておせち料理を食べるという場合もあります。
前日の大晦日で夜更ししちゃって、朝は起きれず家族が揃わないなんてこともあるので、このような場合も昼食で食べ始めればいいのではないでしょうか。(`・ω・´)
おせち料理はいつ食べるかについてまとめ
おせち料理を食べる日については元日の場合が多いです。
ただ、地域や家庭によっても違いますので、大晦日と元日、どちらの日で食べていたとしてもおかしいなんてことはありません。
時間に関しては大晦日の場合は夜、元日の場合は朝に食べることが多いですが、これに関してもあくまでそのような傾向がある、というだけです。
親戚が帰省する日の都合で1月2日から食べるよ~なんていうお家もあるようなので、家庭の事情も考え、都合のいい日・時間に食べ始めてみてはいかがでしょうか。(*^^*)
おせちの人気料理で伊達巻がありますが、なぜおせちで食べるのか意味を知っていますか?
上記のページではおせちの伊達巻の意味をメインに、かまぼこや数の子といった他の料理の意味についてもまとめています。
意味を知るとより味わっておせち料理を食べられると思いますので、年末年始のひとつの知識としてぜひ知っていってください♪
また今回はおせちを食べる日についてでしたが、年越しそばを食べるタイミングについても少し迷わないでしょうか。
一般的には大晦日の夜ですけど、↑では31日以外の日や昼に食べてもいいのかといったこともまとめています。
大晦日や夜に年越しそばを食べる都合がつかないときにも役立つと思いますので、ぜひ今回の内容と合わせてどうぞ。(`・ω・´)
【関連ページ】