わらび餅の名前の由来!原料は何?その歴史と産地は?
ぷるぷるとした食感のわらび餅、黒蜜をかけて食べるとすごく美味しいですよね~!(*^^*)
でもふと疑問に思うこと、なぜわらび餅には「わらび」という名前がついているのでしょうか?
<今回の内容はコチラ>
- わらび餅の名前の由来と使われている原料
- わらび餅に旬の時期はあるのか
- わらび粉を使用したわらび餅の作り方とレシピ
- わらび餅の歴史とわらび粉の産地
普段私達が食べるあのモチは見た目もわらびっぽい感じはしないですけど、漢字では「蕨餅」と書くのだそうで、これは山菜のワラビと同じ字です。
絶対なにか理由があるはず!ということで、その名前の由来を調べてみました。
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内容
わらび餅の名前の由来!原料はわらびなの?
わらび餅という名前の由来は、使われる原料の「わらび粉」から来ています。
このわらび粉というのは普段あまり聞かないものですけど、山菜であるわらびの根から採取されるでんぷんです。
つまりわらび餅という名前は見た目がわらびだからなのではなく、原料にわらびが使われているからこの名前がついたのです。
ただ、ワラビから取れるわらび粉は本当に少量なので、貴重なものです。(ワラビの根っこ10kgから70gほどしか取れないそう…)
なので、市販されている透明なわらび餅に使われているのは基本的にわらび粉ではなく、タピオカやさつまいもといったもののデンプンが使われていることがほとんどです。
本来のわらび粉でわらび餅が作られると、茶色っぽいような黒っぽいような色合いになります。
わらび粉を使ったわらび餅に旬の季節はあるの?
わらび餅は、今となっては年中食べられる…というイメージがありますよね。
でも、本来のわらび粉で作られるわらび餅の季節は春です。
ワラビの根からわらび粉が採取されるのは冬ですが、過程に時間がかかるので、結果出来上がるのが春になってしまう、ということですね。
あのプルプルなわらび餅をイメージすると、気温が高い季節に食べたくなるような気がしますけどね。
でも、わらび粉のわらび餅は冷やすと食感が悪くなる上、日持ちもしないそうです。
夏にしっかり冷やして食べたいなら、わらび粉じゃないわらび餅のほうがいいのかも…?(^_^;)
わらび粉を使ったわらび餅の作り方・レシピ!
では、せっかくなのでそのわらび粉を使用したわらび餅の作り方を紹介したいと思います。
<材料>
- 水
- わらび粉
- 砂糖
- きなこ
- 黒蜜 ※お好みでご用意ください
- わらび餅を入れるバットにきな粉をまんべんなく敷いておく
- わらび粉30gと砂糖30gをボウルに入れ、水150mlを加えて混ぜ、数分置く
- 下にフライパンを置いてから2をこし器に通し、中火で加熱しながら混ぜる
- だんだん固まって、粉っぽさがなくなってくる。ツヤツヤとして餅っぽくなってきたら火を消す
- 1のきなこを敷いたバットの上にわらび餅を置く。バットの下に保冷剤などを置き、食べやすい温度まで冷やして完成
今回は以下のレシピを参考にしました。ぜひコチラもご覧ください。↓
料理名:わらびもち
作者:22mimi
■材料(2-3人分)
本わらび粉 / 30g
砂糖 / 30g
水 / 150cc
きなこ / 少々
■レシピを考えた人のコメント
100%わらび粉はお値段が高いですが、もちもちの食感はとても美味しいです。
わらび餅の歴史やわらび粉の産地は?
わらび餅は、古くは平安時代の醍醐(だいご)天皇の好物だったという話があり、かなり昔からある和菓子だと思われます。
室町時代には京都を中心に広まっていき、江戸時代になると、わらび粉にくず粉を混ぜたわらび餅が作られるようになったそうです。
まあ、本当に取れる量が少ないので、原料も足りなかったんでしょうね。(^^;)
日本だとわらび粉は奈良が名産地であったそうですが、現在では中国産など安く済む海外産が増えているようですね。
わらび餅の名前の由来まとめ
わらび餅は、ワラビから取れるわらび粉を原料にしているのでこの名前となっています。
ただ貴重なものなので、スーパーなどで売っている透明なわらび餅に使われているのは、わらび粉ではなくタピオカなどのでんぷんです。
私にとってもわらび餅って言うとあの透明なスライムみたいな(笑)ものだったので、ぜんぜんワラビ要素ないじゃないか!と、ちょっと驚きですね。(^^;)
(実際のわらび餅は黒っぽいです)
透明のプルプルも美味しいですけど、本格的な黒っぽいわらび餅も手作りしてみるといいかもですね~。
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