新玉ねぎと玉ねぎは何が違うの?それぞれの見分け方や特徴は?
春に出回る新玉ねぎは、柔らかくて美味しく、サラダにして食べられることも多い野菜ですよね。
でもこの新玉ねぎって、普通の玉ねぎとどう違うのでしょうか。
「新」って付くくらいですから新しく採れたイメージはありますけど、具体的にはどういうものを「新たまねぎ」って呼ぶのか疑問です。
<今回の内容はコチラ>
- 新玉ねぎと玉ねぎの基本的な違い
- 特徴での違い3つ
- 新玉ねぎと玉ねぎの見分け方
今回は新玉ねぎと玉ねぎの一体何が違うのか?を中心にまとめていきます。
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内容
新玉ねぎと玉ねぎの基本的な違いは乾燥させたかどうか
まず、新玉ねぎと玉ねぎの基本的な違いですが、これは出荷される前に乾燥させたかどうか、が違います。
年中出回っている通常の玉ねぎは、収穫後に一定期間乾燥させてあるので、皮が分厚くなり日持ちが良くなります。
逆に新玉ねぎは、白玉ねぎや黄玉ねぎといった品種を乾燥させていないもの、つまり収穫されてすぐに出荷されています。
そのため水分が多く柔らかくて、皮も薄くなります。
なので新玉ねぎと普通の玉ねぎは品種で呼び方を分けられているのではなく、本来であれば同じものです。採れてから乾燥させているのかで分けられているんですね。
ただし、年中手に入る通常の玉ねぎに使われるのは主に黄玉ねぎですが、新玉ねぎには乾燥に向かない白玉ねぎが一般的に多く使われるという特徴はあります。
黄玉ねぎも、収穫されて、乾燥させずにすぐ出荷されれば新たまねぎになります。(ややこしいですね。笑)
新玉ねぎと玉ねぎの違い!それぞれの特徴は?
時期(旬)の違い
通常の玉ねぎは保存性も高い上に全国で育てられているので、旬という時期はありません。(言うなれば、通年旬です。笑)
しかし新玉ねぎの場合、秋に種をまいて春に収穫されたものがすぐ出荷されているので、基本的な旬は春になります。
ただ、秋にも新玉ねぎを見かけることがあります。これは春に種をまいた新玉ねぎが秋に収穫されて、すぐに出荷されています。
時期は違いますがどちらも乾燥させていないので、新玉ねぎで正解です。
保存方法と日持ちの違い
新玉ねぎと玉ねぎだと、日持ちが良いのは通常の玉ねぎになります。
最初に言ったように、普通の玉ねぎは乾燥させてあるので保存性が高くなり、長持ちするようになります。
一方で、新玉ねぎは収穫してすぐ出荷されるので、水分が多く普通の玉ねぎと比べて傷むのが早いです。
保存方法としても、通常の玉ねぎは風通しの良い場所で常温保存OKですが、新玉ねぎの場合は冷蔵庫のほうが良いでしょう。
味や食べ方・調理への使い方の違い
新玉ねぎも基本的に玉ねぎと同じ使い方ができます。
ただ、新玉ねぎは水分が多くて柔らかく、生で食べても甘みがあるので、スライスしてサラダにするのに向いています。
一方で、通常の玉ねぎは生では辛いですが火を通せば甘く美味しくなります。
カタチがしっかりしているので煮崩れしにくく、煮物など火をしっかり入れる料理に向いています。
肉じゃがとか入れると、トロトロで美味しいですよね。(´ω`*)
料理によって、使い分けてみるのもいいと思いますよ。
なお、新玉ねぎの中にも、甘いor甘くない品種というのがあります。
甘い新玉ねぎの場合、「白玉ねぎ」や「サラダ玉ねぎ」といった表示がしてあることもあります。
新玉ねぎと玉ねぎの見分け方
新玉ねぎは普通の玉ねぎと比べて付いている皮が少なく薄いので、中身が見えて全体的に白っぽく見えます。
一方で通常の玉ねぎは皮がしっかりついており厚いので、遠目から見ても茶色っぽいようなオレンジっぽいような見た目です。
触ってみても結構違くて、乾燥されている通常の玉ねぎは固くてカサカサしています。
新玉ねぎは生のまますぐ出荷されるので柔らかく、普通の玉ねぎと比べてしっとりとしている感じですね。
まあ、スーパーではきちんと売り場に名前が書かれてますけどね。なので見分け方を知っていなくても問題はないです。(笑)
でも慣れれば表示を見なくても、あ、これ新玉ねぎだな~ってすぐ見分けが付くようになりますよ。
新玉ねぎと普通の玉ねぎの違いまとめ
「新たまねぎ」っていうのを見かけると、春らしいな~と思いますよね。
でも普通の玉ねぎとの違いって案外知らないものだと思うので、新玉ねぎを扱うときは今回の内容を思い出してみてくださいね~。
ちなみに栄養に関しては、新玉ねぎも普通の玉ねぎもあまり変わらないそうです。
しかし玉ねぎに含まれる、硫化アリルという血液サラサラ効果がある成分は、加熱に弱いという特徴があります。
なので、硫化アリルをより摂りたい場合は、生食向けの新玉ねぎのほうが良いということになりますね。
ぜひ、サラダにして食べてみてください。(*^^*)
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