春菊の下ごしらえ方法!~洗い方から切り方まで~アク抜きはするの?
鍋料理の野菜の一つとして、春菊は定番の食材ですよね。香りが良い野菜なので、入れることでいいアクセントになってくれます。(*^^*)
ですが春菊ってどんな風に下処理したらいいか悩みませんか?具体的にはどんな風に切るのかとか、アク抜きは必要なのか、といった点です。
なので今回は春菊の扱いに慣れていない方へ向けて、春菊の下ごしらえについて一通りまとめました。
<今回の内容はコチラ>
- 春菊の下ごしらえ方法(洗い方、切り方、茹で方、アク抜きについて)
- 春菊はどんな料理に使うと美味しいの?
- 春菊の保存・冷凍方法
- 春菊の苦味を抑えるには?
内容
春菊の下ごしらえ方法
春菊の基本的な下ごしらえは、以下のような手順になります。
- 洗う
- 切る
- (おひたしなどにする場合は)茹でる
それぞれ見ていきましょう。
洗い方
春菊を切る前にまずは洗っていきます。
春菊は葉っぱがギザギザしていて細かく、汚れが落ちにくいので、ボウルなどに水を貯めてその中で丁寧に洗います。
水洗いしたら茎の下の固いところを包丁で少しだけ切り落とします。この後、根元を水に浸けておくとシャキッとしてみずみずしくなります。
切り方
春菊の切り方ですが、どのような料理に使うかで若干変わります。
まず鍋に入れる場合ですが、半分にザックリと切ります。春菊のような葉物野菜は加熱するとしんなりとして小さくなるので、具材のひとつひとつを楽しむ鍋では、大きめに切っておくのがいいでしょう。
ただ、春菊は葉と茎で火の通りが違うので、できれば葉を摘み取って茎と分け、別々に鍋に入れていくのがおすすめです。
(その場合、茎は20秒くらい、葉は10秒くらいの加熱時間にすると美味しく食べられます)
炒め物やスープでは4cmくらいでカット、パスタなどの麺類では、麺と絡みやすいように2cmくらいに切るかな~って感じです。
レシピによって、自分が食べやすい長さでOKかと思います。(*^^*)
茹でる場合の茹で方は?
春菊を茹でて食べたい場合は、切らずにそのまま丸ごとでも、カットしてから茹でてもどちらでもOKです。
ちなみに春菊は生でも食べられるので、下茹でをする必要はありません。なので、炒め物などは切ったらそのまま使用してOKです。
で、茹でるときというのはおひたしや和え物といった料理に使う場合です。
春菊は先にも言ったように茎と葉の火の通りが違いますので、茎の方を長めに茹でます。
春菊の茹で方や茹で時間についてはコチラで書いています。
春菊にアク抜きは必要ないの?
春菊は苦味があるのでアク抜きが必要そうな印象がありますよね。
でも実際は春菊にはアクが少ないので、下ごしらえでアク抜きをする必要はありません。
春菊の苦味については後々書きますが、たとえばほうれん草にはシュウ酸という、栄養の吸収を妨げたりえぐみを感じさせたりする成分が含まれているので、下茹でをして取り除くというわけです。
春菊に含まれるシュウ酸はほうれん草と比べて遥かに少ないので、そのままアク抜きせずに使いましょう。
春菊はどんな料理に使える?美味しい食べ方とレシピ
春菊といえば鍋…ですが、先に紹介したような茹でておひたしや和え物にする食べ方もあります。
他だと、
- 肉巻き
- 炒めもの
- サラダ
- ナムル
- パスタ
- スープ、味噌汁
- 天ぷら
などの使い方があります。
パスタは麺に絡めながら頂けるので、食べやすいです。
春菊の緑色が彩りにもなりますね。(*^^*)
また炒め物は切った食材をフライパンで加熱するだけなので、簡単に作れます。
春菊の保存方法と冷凍の仕方
すぐに使わない春菊は以下の方法で保存しましょう。
<春菊の保存の仕方>
- 水に入れて洗った春菊の水分をきちんと拭き取る
- 春菊の根元に湿らせたキッチンペーパーを巻いて、ビニール袋に入れて口を閉じる
- 野菜室に立てて保存する。(大きい瓶やコップなどに入れると立てやすいです)
冷蔵での保存期間としては5日~1週間位となります。
もっと長めに保存したい時は冷凍しましょう。
<春菊の冷凍方法>
- 春菊を固めに茹でて冷水に取り、水気を拭き取る
- 料理で使いやすいサイズに切り、1回分ずつラップで包む
- フリーザーパックに春菊を入れ、冷凍庫で保存
冷凍での保存期間は1ヶ月くらいとなりますので、そのまま保存するよりも長持ちします。
使う時は凍ったまま鍋やお味噌汁に入れることができます。
料理名:春菊の冷凍保存
作者:mayoみ
■材料(4から6人分)
春菊 / 1袋
お水 / 適量
ラップ / 適量
ビニール袋 / 1枚
■レシピを考えた人のコメント
ちょっと春菊が欲しいときに冷凍保存しておくとなにかと重宝します。
解凍せずにそのままお味噌汁やお鍋にどうぞ。
春菊の苦味を抑えるコツ
春菊の苦味は、茎ではなく主に葉の方に原因があります。
春菊の葉は加熱されることによって細胞が破壊され、ポリフェノールという苦味の原因となる成分が出てきてしまうのです。
なので、春菊の苦味を抑えるには葉の加熱時間を短くするか、生のまま食べるというのが解決法になります。
生の状態というのは当然火を通していないので、苦味をほとんど感じられません。
なので、ときには生サラダを作ってみるのもいいかと思います。
茹で方のページでも書いたのですが、火を通して食べる場合の加熱時間は10秒ほどに留めると苦味を抑えられます。
なお20秒加熱すると苦味が引き出されてしまいますので、葉の加熱は本当にサッとに留めましょう。(^^;)
春菊の下ごしらえについてまとめ
春菊は水を貯めたボウルなどでよく洗ったら、料理に合わせて切っていきましょう。
アクが少ない野菜なので、とくにアク抜きや下茹では必要ありません。切ってすぐ使う料理であれば、そのまま使用してください。
春菊を茹でるのはおひたしなどにしたいときですね。コチラも美味しい食べ方ですので、作ってみたい方はぜひ以下のページをどうぞ。
なお春菊の葉は長く加熱すると苦味が出てくるので、10秒に留めるか、生で使うのがおすすめです。
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