たけのこの賞味期限(日持ち)と保存方法!皮付きと茹でた後では?
生のタケノコは春にしか食べられないですが、たくさんもらったりアチコチから頂いちゃったりすると使い切れなくて困っちゃうってことありますよね。
食べ切れる量ならいいんですけど、タケノコって1本でも中々大きいですし、できれば日持ちさせたいと考えるのではないでしょうか。
<今回の内容はコチラ>
- 皮付き(生)タケノコの保存方法と日持ち
- たけのこの茹で方
- 茹でタケノコの保存方法4つ
- 傷んだタケノコの特徴
今回は皮付きの生たけのこ・ゆでたタケノコの賞味期限の他、いくつかの保存方法を紹介していきたいと思います。
量がどれだけあるのか、あるいはどのくらい日持ちさせたいと思うのかで、適した保存方法を試してみてください。
内容
生(皮付き)の状態でのタケノコの保存方法・日持ち
まずは皮付きのたけのこの日持ちについてです。つまり収穫してきてそのまま(茹でる前)の状態のタケノコですね。
時間がなかったりタケノコがたくさんあったりすると湯がくのを後回しにしたくなりますが、タケノコは収穫したらできるだけ早くアク抜きをしてください。
タケノコは生の状態で放置すると、その時間が長いほどエグみが出てきて美味しくなくなってしまいます。
急がなきゃいけないと思うと大変ですが、タケノコを無駄にしたくないときはなんとか時間を作って早めに茹でていきましょう。
ゆでたタケノコの保存の仕方も紹介していきますが、まずはタケノコの茹で方を書いていきますね。
たけのこはどうやって茹でる?
生のタケノコをゆでる時は、ヌカを使うのが基本的な方法となります。
ここではそのやり方を説明しますので、たけのこが水にひたるくらいの大きめの鍋を用意しましょう。
(※茹で方がわかっている方は、ここは飛ばしてOKですよ)
<用意するもの>
- タケノコ
- ヌカ(たけのこ1本で1つかみ)
- タケノコがひたひたになるくらいの水・鍋
<たけのこの茹で方手順>
- タケノコの外側の皮を2、3枚くらいむいて、しっかりと洗う
- 穂先を包丁で斜めに切り落とす
- 穂先から縦に半分くらいの長さ・2、3cmくらいの深さで切れ目を入れる(火の通りがよくなります)
- 根元部分のイボイボは包丁で薄く削ぎ落とす
- タケノコを鍋に入れ、タケノコがひたひたになるくらい水を入れる
- ヌカも鍋に加えて、タケノコが浮かないように落し蓋をし加熱する。
- 1時間くらい茹でる。竹串などの細いものを刺してみて、通りがよければ火を止めてOK(まだ固ければ追加で茹でましょう)
- アクを抜くため、その状態のまま茹で汁が冷めるまで放置する
- 冷めたら縦に入れた切り込みから皮をむいて水洗いし、水に浸す
水にヌカを入れるときに、赤唐辛子があれば一緒に入れてもOKです。(なくても茹でることはできます)
なお、大量にタケノコがある場合や鍋の大きさの都合でカサを減らしたい時は、皮をすべて剥いてから茹でることも可能です。(コチラのほうが茹でる時間が短く済みます)
この場合で大きいタケノコは、皮をむいたら輪切りの2、3等分にして茹でると鍋に入りやすいです。
ゆでたタケノコの保存方法と日持ち
基本的にゆでたタケノコは、水を張った密閉保存容器(タッパーなど)に浸して冷蔵庫に入れれば1週間くらい保存可能です。
タケノコの量があまり多くないときや、すぐに消費できそうな時はこの方法で問題ないかと思います。
茹でた状態でもアクは出るので、水は毎日入れ替えてくださいね。
もう少し持たせたい場合は、次に4つの方法を紹介するので、合うやり方を試してみてください。
塩水につける(やり方と賞味期限)
水に塩を多めに溶かして、そこにアク抜き済みのタケノコを浸して保存する方法もあります。
やり方は、この項目の最初に紹介した方法と基本同じなのですが、浸すとき水の代わりに濃いめの塩水を使用します。
この方法だと1ヶ月持たせることができます。
塩水につけたタケノコを使う際は、すぐ出した状態ではしょっぱすぎるので、塩を抜く必要があります。
なので1回で使う分を前日に別容器に移して水にさらすか、薄めの塩水につけておくと塩抜きができます。
薄めの塩水ですが、水500mlであれば小さじ1.5くらいでOKです。
瓶詰めにする(やり方と賞味期限)
たけのこを瓶詰めにする方法もあります。作ってから開封しなければ1年持ち、開封後は1週間ぐらいが賞味期限となります。
<用意するもの>
- 茹でたタケノコ
- タケノコを詰める瓶(フタ付き)
- 鍋(瓶が入り切る大きさ)
- 水
<瓶詰めのやり方>
- 保存する瓶を煮沸消毒する
- タケノコを瓶に入る程度の好きな大きさに切り、瓶の中に詰めていく
- タケノコを詰めた瓶の中に水をギリギリまで入れ、軽くフタをする
- 鍋の中にビンを入れて、瓶の肩あたり(2/3くらい)まで水を入れて加熱し、沸騰してから30分くらい煮る
- 30分経ったらビンを取り出し、瓶の蓋をきっちりと閉じる
- フタを閉めたら再度ビンを鍋に入れる。次はビンの全体がしっかり浸かるようにし、また30分煮る
- 煮えたらビンを鍋から出し、ビンを逆さまにしてそのまま冷ます
保存は、常温でも冷蔵庫でもOKです。
塩漬けにする(やり方と賞味期限)
先に塩水につける方法を紹介しましたが、こちらは塩を直接まぶしていくやり方になります。
この方法だと1年持つ上、常温での保存が可能です。夏でも常温で大丈夫ですが、気になるな~ってときは冷蔵庫に入れてもOKですよ。
<用意するもの>
- 茹でたタケノコ
- タケノコを入れる密閉保存容器
- たっぷりの塩
<たけのこの塩漬けのやり方・手順>
- 茹でたタケノコの水気をザルなどでしっかり切る
- タケノコを半分に切る
- タケノコに塩をたっぷりかけて、塩を敷き詰めた保存容器の中に入れる
- 入れた後の周りも塩で覆い、フタをする
塩漬けにしてから1・2日経つと水が出てくるので、この水分は捨てて塩を足していってください。
塩は出し惜しみせずたっぷり使うのがポイントです。
塩抜きはたっぷりの水をボウルなどに入れ、塩漬けタケノコを加えて2〜3日水を交換しながら行います。(塩気が抜けているかどうかは、少し味見して確認すると良いかも)
また、先に紹介した薄めの塩水につける方法と同じやり方でも、塩抜きが可能です。
薄い塩水をこまめに交換(2、3時間ずつくらい)すると、早くタケノコの塩を抜くことができますが、交換のたびに新しい塩水をつくる手間があります。
冷凍する(やり方と賞味期限)
たけのこは冷凍できますが、小さく切ってから冷凍するのがポイントとなります。
冷凍すると1ヶ月ほど保存することが可能で、解凍しなくても使うことが可能です。
タケノコの冷凍方法についてはこちらで詳しく書いています。
普段冷凍した食べ物を活かして使っている方であれば、瓶詰めなどの他のやり方より食材の整理もしやすいと思うので、ぜひお試しください。
(私もストックする保存食品は冷凍メインです。笑)
傷んだタケノコの状態
- 酸っぱい匂いがする
- 表面がヌルヌルしている
- 変色している(赤・ピンク)
- 水が濁っている
なお、タケノコには白い粉のようなものが付着することがありますが、これはカビではなくチロシンと呼ばれる成分です。
チロシンとはアミノ酸の一種なので、口にしてもとくに問題はないです。
見た目が気になる時は洗い流してもいいですが、疲労回復などに効果があるのでできれば食べたほうが良いんじゃないか?と思いますね。
たけのこの賞味期限と保存方法まとめ
たけのこは収穫してそのままの状態だとエグみが出てくるので、できるだけ早めにアク抜きしていきましょう。
タッパーに入れてから水につけて冷蔵庫保存すれば1週間もつので、あまり量がなければこのやり方で問題ないと思います。
たくさんあるときは冷凍や塩漬けにするなど、タケノコの量から考えてみたり、自分にとって都合がよさそうなやり方を試すといいですね。
なお、タケノコには食物繊維などの栄養が含まれており、便秘などに効果があります。
タケノコを食べることで得られる効能についてはコチラをご覧ください。
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