アスパラの栄養は健康にどんな効果・効能があるの?効果的な食べ方は?
アスパラはお弁当にベーコン巻きで使われることで定番の野菜ですが、どんな栄養が入っているのか気になりませんか?
食事をする本質は栄養の摂取なので、健康にどんな効果をもたらしてくれるのか知りたいところですよね。
<今回の内容はコチラ>
- アスパラの栄養と効果・効能
- ┗アスパラギン酸、葉酸、ルチン、GABA
- アスパラの栄養を効果的に摂る食べ方
今回はアスパラに含まれる栄養とその効果についてまとめていきます。
また、栄養を効果的に摂る食べ方についても書いていきますので、アスパラを食べる機会が多いならぜひ試してみてくださいね。
アスパラに含まれる栄養と健康効果
アスパラギン酸
まさにアスパラに入っていそうな名前の成分ですが、まんまその通りアスパラから発見された栄養素です。
熱に弱い特徴があり、アスパラギン酸はアミノ酸のひとつです。
疲労の原因となる乳酸の分解を促すので、疲労回復に効果があり、栄養ドリンクなんかにも入っていることがある成分ですね。
アスパラで疲れがとれたり体調がよくなった、という場合はこのアスパラギン酸の効果かと思います。
またアスパラギン酸は利尿作用もあり、害のあるアンモニアを体の外へ出してくれます。
葉酸
アスパラには葉酸も多く含まれています。葉酸はビタミンB群のひとつで、水溶性の栄養素です。
新しい細胞の合成に必要となるビタミンで、妊娠中や妊娠を考えている女性には胎児の成長のためにとくに必要な成分です。
不足すると細胞分裂が盛んな粘膜に影響が出るので、口内炎などの症状として現れることがあります。
また、葉酸は赤血球の合成にも必要になる成分なので、不足によって悪性貧血(頭痛やめまいなどの症状が出ます)を引き起こすこともあります。
なので、葉酸をきちんと摂取することで貧血の予防になります。
ルチン
ルチンはポリフェノールと呼ばれる水溶性の成分のひとつです。
抗酸化作用があるので高血圧や動脈硬化などの生活習慣病の予防に効果があり、ビタミンCの吸収を促す効果もあります。
なお、ルチンはビタミンCと合わせて摂取することで毛細血管を丈夫にしてくれる作用もあります。
アスパラにもビタミンCが入っていますが、他にもビタミンCを多く含む野菜というと、ブロッコリーやピーマンなどがありますね。
具材としてプラスしてもいいと思いますよ。(*^^*)
GABA
GABA(ギャバ)は発芽玄米に入っていることでも有名な成分で、アミノ酸の一つです。
神経の興奮した状態を落ち着かせたり、ストレスを和らげたりといったリラックス効果や、血圧を下げたりといった効果があります。
また、興奮が抑えられることで眠りに入りやすくする効果もあるので、ストレスなどで睡眠に関する悩みがある方にも摂取してほしい成分です。
アスパラの栄養を効果的に摂るにはどんな食べ方が良い?
アスパラには熱に弱いアスパラギン酸や、水溶性の成分である葉酸・ルチンが含まれます。
これらの成分をしっかり摂取するには、フライパンなどで茹でるよりも短い時間で炒めたり、汁ごといただけるスープにするのがいいかなと思いますね。
また先にも言ったのですが、ルチンの効果をより高めたい時は、ビタミンCが多い食べ物と合わせて食べても良いですね。
水溶性の成分は茹でてしまうと茹で汁の中に溶け出してしまうので、温野菜のように食べたい時は電子レンジで蒸すのがおすすめとなります。
アスパラの電子レンジでの蒸し方についてはこちらで書いています。
下ごしらえの仕方についてもまとめているので、はじめてアスパラを扱う方にもおすすめのページです。
アスパラの効果・効能まとめ
アスパラには豊富な栄養が含まれており、疲れを感じているときやストレスが多いときにもおすすめの食べ物です。
年中手に入りますが、旬は春でとくに5月が美味しいかな~と思いますね。
なおアスパラは野菜の中でも痛みやすいので、購入してすぐ使わない時はきちんとした保存方法で長持ちさせましょう。
ちなみに冷凍だと1ヶ月持ちます。
アスパラの日持ちは冷蔵だと数日なので、食材を頻繁に買いに行くのが手間なときにもおすすめの保存方法です。
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