えのきの下処理と洗い方!基本の下ごしらえのやり方と保存方法
えのきは炒め物やスープなど、多くのレシピがあるキノコです。
細かくて混ざりやすいので、和え物なんかにも使いやすかったりしますね。(*^^*)
カロリーも低いのでダイエット中のメニューに入れるのもおすすめだったりしますが、えのきの正しい下処理方法ってご存知ですか?
はじめて扱う人はもちろんなのですが、今までぼんやりと使っていた人もいるのではないでしょうか。
たとえば根元はどこまで切るのかをなんとなくで決めていたり、洗う必要はあるのかどうか?って部分は知らなかったりしますよね。
<今回の内容はコチラ>
- えのきの下処理方法(石づきについて、洗い方、切り方)
- えのきはどんな料理に使えるのか
- 保存方法、冷凍の仕方、賞味期限
なので今回はえのきの基本的な下処理方法と、下ごしらえをする上で疑問に思う部分についての答えを書いていきたいと思います。
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内容
えのきの下処理方法
では詳しい説明をする前に、初めてえのきを扱う人向けに下ごしらえの一通りの手順を紹介します。すでにえのきを扱ったことがある人はおさらい程度に。
えのきの下処理でやることは、根元を切り落としてからほぐして使います。
<下処理手順>
- えのきの根元を切り落とす
- (洗いたい人は)えのきを洗う
- えのきをほぐす、または切る
それぞれ見ていきましょう。
根元を切り落とす
まずは、えのきの根元(石づき)を包丁で切り落としていきます。
えのきは、スーパーなどで販売されているものは袋に入っていると思います。この袋の状態で(つまり中身を出さないで)切り落とすとまな板が汚れない、という利点があります。
もちろん出して切ってもどちらでもOKなので、好みの方法で切り落としてください。
はじめてえのきを使う方は、最初のうちは出したほうがどこで切るかわかりやすいと思いますね。
では次に、えのきを扱う上で疑問となるのは、「根元はどこまで切れば良いのか?」ですね。
えのきの根元には線のような跡がついていて、一見切り落とすラインのようにも見えますよね。
でも、このラインはえのきの栽培の際に使われた菌床ビンの跡なので、切り落とす正しい位置はこの線ではありません。
えのきを袋から出してみると、根元に茶色くなっている部分があると思います。ここにはおが屑もついていて、固くて食感も悪いので、この箇所だけ切り落とします。
そうすると密集している部分が残ると思うのですが、こちらも食べられます。
そのまま使うときは包丁で格子状に切り込みを入れると、ほぐれやすくなりますよ。
えのきを栽培されているメーカーの、丸金さんの公式サイトにもこのように書いてあります。
えのき茸はオガ粉のついた石突きの部分を切り落とせば、そのほかの部分は全部食べられます。
石突きに近い部分はえのき茸の茎が密集しているため輪切りにしてもほぐれませんが、オガ粉が無ければ美味しく頂けます。
引用元:株式会社 丸金 公式HP(http://www.marukin.jp/)
食べられる根元だけステーキにする方法もあります。
まあ別に根元を必ずしも食べなければいけないわけじゃないんですけどね。
どの部分から食べられるのか、というのは知識として持っておくと良いと思います。(*^^*)
えのきの洗い方!そもそも洗う必要はあるの?
えのきに限定されず、きのこ類は基本的に洗わずに使うことができます。
スーパーなどで販売されているものは、きれいな環境で栽培されています。また、キノコは水で洗うと栄養が抜けてしまったり、香りが落ちてしまったりするので、味の面を考えても洗わないほうが美味しく食べられるのです。
気になるような汚れがあった場合は、手で払い落としたり、キッチンペーパーで拭き取るなどの対処でOKです。
ただ、やっぱり洗わないと気になる…なんていう人もいるでしょう。
そういう場合は軽く水洗いしても構いません。別に、洗ったからといってすごく不味くなるってこともないので…。(^^;)
便利な方法としては、袋のまま中に水を入れて振り洗いするという洗い方があります。
バラしてからザルに入れてササッと洗うのもいいですが、コチラの方法のほうが手間が少ないと思いますね。
えのきの切り方(とほぐし方)
石づきを切り落として任意で洗ったら、料理に使うためにほぐしていきます。
まあえのきをほぐすのなんて本当に簡単です。そのまま丸ごと使う場合は手で裂いて、房を分けるだけで終わりです。
鍋とかでは丸ごと使うことが多いかな~と思いますね。
和え物や炒め物などで小さい方が使いやすいというときは、石づきを取り除いたら半分や1/3にザクッと切って、調理することもできます。
切り分けた場合は、根元に接している分が塊になっているので、ほぐして使ってください。
これで、えのきの下処理は完了です。
では、次にえのきはどんな調理に使えるのかを紹介したいと思います。(`・ω・´)
えのきの美味しい食べ方やレシピ
えのきは火を通すとクタッとなるので、他の具材との絡みがいいです。
調理法も様々あります。
<えのきの食べ方・レシピ>
- 和え物、ナムル
- 炒めもの
- あんかけ
- サラダ
- 肉巻き
- スープ、味噌汁
さっぱりと食べたいときは和え物やナムルなどがおすすめです。
基本的に茹でて(レンジでもOK)調味料などを混ぜるだけなので、簡単にできるのも良い点です。
メインおかずとして食べたいときは炒め物や肉巻きとかですかね~。
えのき単体で素焼きも可。
毎日味噌汁を飲んでいる方は、えのきを加えてみるのもいいですね。(*^^*)
えのきの保存方法・冷凍方法・日持ち
すぐに使う場合は袋の状態で保存してもいいのですが、数日使わない場合は日持ちする保存をしましょう。
えのきを包装から出したら新聞紙やキッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れ野菜室で保存です。この方法では目安として1週間くらい持ちますが、早めに使い切るようにしましょう。
(少しだけ使って一部残す場合…その日使い切れない分のえのきは石づきを残して、丸ごとの場合と同じように新聞紙などで包んでからポリ袋に入れ、野菜室で保存します。)
長期保存したいときは冷凍もできますので、手順を紹介しますね。
<えのきの冷凍方法>
- えのきは石づきを切り落とし、そのままほぐすか好きなサイズに切ってバラバラにする(※えのきは洗わない)
- フリーザーパックに1のえのきを入れ、空気が入ったまま一度冷凍庫へ入れる
- 1時間くらい入れて半冷凍状態になったら取り出し、揉んだり振ったりして中のえのきをバラす。そうしたら再度冷凍庫へ
- しっかりと凍ったら、中の空気を出して冷凍保存する
冷凍での保存期間としては1ヶ月ほどとなります。
期間が長いのも嬉しいですが、便利なもので冷凍状態でスープなどに使用できます。
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えのきの下処理についてまとめ
えのきは茶色くなっているところまで根元を切り落として、そのままバラすか、好きな長さに切ってから料理に使います。
スーパーなどで購入されたものは基本的に洗わなくても大丈夫なのですが、気持ち的に洗いたいと思う方は水洗いしてもOKです。
ただキノコは洗いすぎると栄養が抜けたりしますので、軽く洗うようにしてください。
今回はえのきの下処理方法でしたが、マッシュルームや舞茸、エリンギの扱い方も別のページでまとめています。
えのきといっしょに料理に使うときにでも、ぜひ見てください。(*^^*)
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