さつまいもの栄養素で炭水化物はどのくらい?ダイエット中に食べたら太る?
サツマイモは煮物などの料理の具としてはもちろん、その甘さからケーキやスイートポテトなどのスイーツ系レシピにもよく使われる野菜です。
秋が旬ではありますが、最近ではスーパーで年中焼き芋を見ることができますよね。1個まるまる食べてしまうこともありますので、「もしかしたら太っちゃうかも?」と心配になります。
甘いので糖質も多そうです。なので今回は、主にサツマイモの炭水化物に注目してまとめていきたいと思います。
<今回の内容はコチラ>
- さつまいもに含まれる炭水化物の量は?
- 食物繊維と糖質量はどのくらい?サツマイモは太る?
- サツマイモの栄養とカロリー
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内容
さつまいもの炭水化物量ってどのくらい?
まずさつまいもの炭水化物の量としては、100gあたり皮付きの生で33.1g、皮むき状態の生で31.9gとなります。
とはいえ、さつまいも1本が100gというわけではありません。
サツマイモは、1本1本の重さにバラつきがあります。なので大体の目安になるのですが、小さめだと150gくらい、中サイズだと200g~300gくらいです。
大きいものだと500gを超えるサツマイモもあります。
なので袋で買うと結構重いですよね。(^^;)
これらの炭水化物量ですが、今回はまるまる1本の量を見たいので、皮付きの生33.1gで計算してみます。
計算の仕方は、まず33.1gはサツマイモ100gの炭水化物量なので、これを100で割って1gの炭水化物量を出します。(33.1÷100)
すると1gあたりの炭水化物量は0.331gとなるので、あとはこの値に1本の重さを量って、かければOKです。
<サツマイモ1本の炭水化物量の計算式>
- 33.1÷100×サツマイモ1本の重さ=1本の炭水化物量
私も文系なので(笑)わかりやすく言うと、要は実際に1本の重さを量ってわかれば、「0.331g×量ったサツマイモの重さ」で炭水化物量が出ます。
なので、今回の目安のサツマイモの重さであれば、以下のようになります。
<サツマイモ1本の炭水化物>
- 小さめ150gほど:49.65g
- 中くらい200g~300gほど:66.2~99.3g
- 大きめ500gほど:165.5g
そもそも炭水化物とは?
炭水化物は人間の主要なエネルギー源になる成分で、体に吸収される「糖質」と、消化されない「食物繊維」に分けられます。
1日に摂取する炭水化物量は、1日の摂取カロリーの50%~65%くらいが基準と言われます。半分以上ですね。(^^;)
1日のカロリーというのも年齢や性別で変わりますが、今回は例として2000kcalで計算してみましょう。
2000kcalの50%~65%は、1000kcal~1300kcalになります。炭水化物というのは1gで約4kcalなので、1000kcal~1300kcalを4で割ると250g~325gとなります。
つまりは1日の摂取カロリーが2000kcalの場合、炭水化物の摂取量は250g~325gが1日の基準となります。
ということは、先程計算した500gのサツマイモを1本食べれば、1日の炭水化物量の半分くらい摂ってしまうことになりますね。(汗)
さつまいもの食物繊維と糖質量は?サツマイモは食べたら太る?
では炭水化物の量はわかりましたが、その中の食物繊維と糖質も気になる部分ですよね。
100gのサツマイモには、皮付きの生で2.8gの食物繊維が含まれます。炭水化物の量(33.1g)から食物繊維(2.8g)を引けば糖質量が求められるので、サツマイモ100gあたりの糖質は30.3gとなります。
ということは中サイズ200g~300gくらいのサツマイモの場合、糖質は60.6g~90.9gになりますね。
太るかどうかというのは主に糖質が心配ですね。糖質は摂りすぎるとインスリンによって中性脂肪になります。
なお炭水化物は食物繊維と糖質に分けられると先に言いましたが、食物繊維についてはエネルギー量が微量です。
なので、先に書いた炭水化物の1日の摂取量=1日の糖質量、と考えておいて問題ありません。
1日に摂る糖質をサツマイモだけで考えると、300gのサツマイモなら3本でちょうどいい糖質量になりますね。(2000kcalが1日の摂取カロリーの場合)
4本だとちょっと多いかなという感じです。ただ、実際に1日に摂取する糖質がサツマイモだけとは限らないですし、食べ過ぎれば当たり前ですが太ります。(^^;)
サツマイモ以外だと、ご飯やパン、麺類、あとは砂糖がたくさん入っているものも糖質が多く含まれています。
なので、サツマイモを食べるときは主食にするといいです。要はご飯やパンと置き換えるってことですね。
ご飯を食べて、プラスしてサツマイモも食べると、太るかもしれないです。(´・ω・`)
豊富なさつまいもの栄養!カロリーはどのくらい?
糖質が多いサツマイモではありますが、実は栄養価が高い野菜なんです。
<サツマイモに含まれる栄養とその効果>
- 不溶性食物繊維:便秘の改善や予防、腸内環境を整える
- ビタミンE:老化防止、血行を良くする、生活習慣病の予防
- ビタミンB6:たんぱく質の代謝を助けて、健康的な皮膚や粘膜を作る
- ビタミンC:美肌効果、貧血予防、ストレスへの抵抗力を強める
- カリウム:高血圧の予防、むくみの改善
カロリーとしては、皮付きの生のサツマイモ100gで140kcalです。
なので、中くらいのサツマイモ200g~300gなら280kcal~420kcal、になりますね。
糖質もそうですが、カロリーもそれなりにあります。栄養が豊富なのでダイエット中でも食べてはほしいのですが、量には気をつけましょう。
さつまいもの炭水化物についてまとめ
サツマイモは炭水化物が多めの食品なので、1本とか食べたい日はご飯の代わりにするのがいいかもしれません。
太るかどうかという話になると、結局はどのくらいの量を食べるかによるんですよね。(^^;)
他に炭水化物しっかり摂ってて、そこにサツマイモを加えると、糖質が多くなるので太る可能性はあります。
ただサツマイモは栄養が豊富なので、食べるメリットは十分あります。
食物繊維が多く、お腹もいっぱいになりやすいので、むしろサツマイモを食べると他のものを食べすぎるってことを防止できるかもしれません。
(食物繊維には満腹感を高める効果もあります)
実際私もサツマイモを食べると、すぐお腹いっぱいになるので、ダイエット中でも食べすぎに気をつければ加えていいと思いますよ。
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